2016.05.29

棟方志功サミットでの再会

先日、青森市内を歩いていたら、創立10周年を記念して「森羅万象・棟方志功展」を開催している青森県立美術館で29日に「棟方志功サミット in 青森」という企画があり、志功さんゆかりの5自治体の首長がパネリストとして出席する中に、富山県南砺市の田中幹夫市長の名前を発見したので、矢も楯もたまらず参加しました。

開館前から行列ができており、はじめて足を踏み入れた美術館のシアターには満員の聴衆が集まるほど関心を集めていましたが、基調講演を倉敷市にある志功作品の収蔵でも知られる大原美術館の大原健一郎理事長がされ、文化・芸術・人文学の危機に直面している現在の日本だからこそ、世界一流の地方を創生するために美術館の果たすべき使命があると高らかに表明しました。
クラレの創業家であり岡山県はもとより日本経済界でも知られた存在のお方ですが、これほどまでに格調と情熱にあふれた講演を拝聴したことはなかっただけに、心からの感銘を受けました。それも、時間を守らず自分の長話に酔う人も多い中で、遅れてはじまったにもかかわらず時間どおりにまとめるという話法も、参考にさせていただきたいものでした。

続いて、大原さんと東京都中野区・倉敷市・南砺市・杉並区と生地である青森市の5首長によるパネルディスカッションに移り、それぞれの地での志功さんをまちづくりに生かす取り組みが紹介されましたが、中野区の田中大輔区長が当日は代理出席だった杉並区も田中区長であることから、「今日は田中サミットです」と発言して場内をなごませていましたが、それは田中市長から言わされたのだそうで、場をリードしていただけでなく実際の取り組みの内容からしても南砺市のまちづくりは一段高いところにあると感じました。
それは市議時代に視察させてもらって承知していたのですが、今年は新しい資料館もオープンし、それを核にした「棟方志功まちづくり連絡協議会」も発足させたそうですし、今も志功さんが息づいているまちを、五箇山の世界文化遺産とあわせて再度訪問したくなりました。

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最後に、5首長が握手して共同宣言が採択されて来年度は中野区でサミット開催と発表されましたが、閉会後に田中市長と再会の握手を交わすことができ、私個人の目的も達して、うれしく企画展を観て戻りました。
議員時代からの交友を続けてきた人が、自分のずっと先を歩んでいるのを見て、どんな形であれ追いつきたいと思いましたし、短い会話にこめられた激励を糧にがんばっていこうと思います。

2015.10.04

私たちの図書館戦争

おととい軽い気持ちで流したツイートが、何と何と90を超えるRT=リツイートに20近い「お気に入り」してもらっています。
内容としては、ツタヤが図書館を指定管理している武雄市や海老名市で問題がおきているのにひきかえ、千代田区では日比谷図書文化館をはじめ充実した展開をしているという記事を引きながら、その指定管理JVの一翼を担っているTRC図書館流通センターが同じく指定管理している岩手県立図書館を紹介しつつ、指定管理そのものではなく事業者の質が問題なのだとまとめたのですが、きっと最初にRTした中に影響力のある人がいたことで次々と広がっているのだと思います。
柳の下のどじょうをねらうわけではありませんが、この機会と映画「図書館戦争」上映にあわせて図書館についての見聞や思いを改めてまとめておきます。

私自身は図書館をほとんど使わず本は買うものと思っている人間のですが、文化の拠点としての図書館という存在の大きさは了解していまして、市議時代に仲間と図書館弾丸ツアーをしたり、岩手県立図書館に移ってこられた図書館革命の父といってもいい小林是綱さんから学ぶ機会をいただいたり、当時は全国一の貸出件数を誇った浦安市立図書館も文化館の前身である日比谷図書館も見学したことがあります。
浦安市立図書館のように、自治体直営であっても館長が図書館法よりも地方自治法に重きを置いて住民福祉の向上を掲げて運営するだけでも全然違うのを実感しましたが、日本初の指定管理による図書館である山中湖情報創造館で、これまた日本初の自動貸出やビデオ貸出を小林是綱さんとの知己を得て、行政の枠を超えた取り組みをできるのが専門家による指定管理なのだと得心してしまいました。
それからすれば、我田引水な蔵書管理やスタバ併設といった図書館本来の機能とは違うことばかりが目立つ武雄市立図書館には疑問を感じていましたが、その後に貴重な近世資料を放り出してしまったことやブックオフでも買い取らないような本を選書するインチキばかりが伝わりますし、それが海老名市や小牧市でも市民から反対が起きることにつながっています。
これを推進した武雄市・樋渡前市長には以前から注目し震災支援では共鳴することもあったのですが、この件ではビジネス感覚のみを優先し目立てばいいというやり方には違和感を感じていましたので、これ以上追随する自治体が増えないことを願うばかりです。

先日は桶川市で老舗書店・丸善が運営する図書館・大型書店併設施設もオープンしたようですし、これからも指定管理ばかりでなく単一機能としての図書館ではない施設が増えてくるのだろうと思いますが、民間のよさをどこに生かしていくのかが、これからますます重要になってくるのだと思います。
それだけに、住民の図書館に対する思い入れや先進事例や失敗策の知識が必要ですし、よい図書館をつくっていく私たちの図書館戦争はこれからも続いていくはずです。

2011.07.22

KIBOWがつなぐ国際漫画展

野田村での活動を終えて、はじめて国道45号線を北上し、八戸市に向かいました。
以前からネットを通じて親交のある大谷真樹さんがかかわって、KIBOWプロジェクトが主催する「KIBOW八戸」が開催されるからです。
大谷さんの起業塾のメンバーばかりでなく、スペシャルゲストで俳優の辰巳琢郎さんや参議院議員の世耕弘成さんといった方もわざわざお越しになり、私のテーブルにはさまざまなことで因縁浅からぬ小林眞・八戸市長が同席になるという状況で、2時間にわたって震災支援のこれまでとこれからを話し合いました。

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私も最初のうちは弘前市からの野田村支援や桜まつり開催の話をしていたのですが、個人で「はちどりプロジェクト」をはじめたという大畑千恵子さんの話しに触発されて、オリジナルで動いた国際漫画展の話をしiPadで作品を見てもらいながら、小林市長には「はっち」での開催を無理押ししてみました。
これを前向きに受けとめていただいて、参加していた風張館長にもあいさつすることができましたし、盛岡市でアートにかかわっている方にも関心を持ってもらいました。
作品自体は、現在町田地区にある弘前市環境整備センター(清掃工場)プラザ棟で9月末までの長期展示をしていますが、そこから震災や原発さらには次の社会を考えていく雰囲気を持って観ていただくのとは少々違いがありますので、弘前市内での別の形での展示や各地での開催を進めていきたいものだと思っています。
漫画展の開催に関心をお持ちの方がありましたら、気軽に連絡ください。

2010.10.31

及第点の横笛ギネスプレイベント

当代一の横笛奏者・佐藤ぶん太、から一番最初に思いを打ち明けられた人間としてかかわってきた「横笛ギネス」プレイベントを、菊と紅葉まつりでにぎわう弘前公園植物園で開催することができました。

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7:00に集合して観光館から東門までねぷたを運び、10:00からの登山囃子競演大会を皮切りに14:00から参加者の入場受付を開始し、15:00には409名での大演奏が実現した時には心ふるえるものがありました。
目標としていた500名は到達できなかったこと、受付の方法やらスタッフの配置など反省すべき点などもありますが、最低ラインの人数が集まってくださったこと、近くの方ばかりでなく川内の囃子方といった遠来の方がプレイベントでも来てくださったこと、地元だけでなく毎日新聞でも報じられるといったメディアへの露出ができたなどを考え合わせると、十分及第点だったと思います。

これから来年の4000名をめざしての取り組みをはじめないといけませんが、小学校への塩ビ笛寄贈にからめて各種団体や市民の方々を巻きこむ動きも考えられますし、単なる大人数での演奏ではなく次につながる市民活動へと進化していく可能性が広がる一方ですから、築城400年祭をまちづくりの契機とした長浜市をモデルに、次の準備にかかりたいと思います。

2010.06.23

チーム学院大(仮)、反響広がる

「津軽すこやかネット」での活動に参画してくれることになった弘前学院大1年の女子5名ですが、東奥日報に続いて陸奥新報には6/6付で大きくカラー写真で取り上げられ、それがさらなる反響の呼び水になりました。

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この記事を見た、すべらない合格えん筆といった企画ものを手がけている工房まる一の津軽塗り職人・工藤広一さんが関心を持ってくださり二回にわたって足を運んでくださって、彼女たちと次なる企画の打ち合わせをしていきました。
以前から県の障害福祉課と津軽塗りの技術を点字に生かすことを相談してきた経験もある工藤さんが考えているのは、津軽塗りで作る点字歌詞ボードというもので、その歌詞の点字を学生に打ってもらいたいということでしたが、彼女たちも乗り気で引き受けてくれ、今日は点字絵本と歌詞ボードでの役割分担など話し合っていました。
もう一つ、地元のFMアップルウェーブから大学を通じて出演の依頼があったというので驚いていたのですが、ちょうどその打ち合わせの電話が活動中にかかってきて、毎週月〜木16:00〜16:30の「津軽いじん館」への出演が決まりました。

何とも想定外の注目を集めているのはうれしいのですが、その5人を何と呼ぶのか考えないといけません。
とりあえず5人ということで、「チーム学院大」(仮)としておきますが、皆さんからもいいネーミングいただけるとうれしいです。

2009.11.23

久々に名コンビを堪能

午前中のSO勉強会、夕方はライオンズクラブで一番お世話になった方の通夜に参列しましたが、終わってすぐに飛んで帰って、佐藤ぶん太。さんの自宅に向かいました。
それは、7月のかだれ横丁以来となるギタリスト智詠さんが来るというので、かかわりの深いメンバーで集まって一席楽しもうという誘いを受けていたからです。

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当然のことながら、ぶん太。さんの弟子からはじまって、ぶん太。&智詠の名コンビでの演奏もすばらしく、興に乗って斜里での殉難を曲にした「祈り」を智詠さんにギターソロで弾いてもらったりと、日付が変わるまで音楽と酒を堪能しました。
集まった中には、広域連合での認定審査会の事務局として手をわずらわせた職員や隣村の小学校の先生といった奇遇もあり、こういう縁をつないでくれるぶん太。さんには本当に感謝しています。

2009.10.29

おっとり刀で、ぶん太。「笛力」ライブ

今年もいろんな形で一緒してきた、津軽一の笛吹き・佐藤ぶん太。さんの「笛力」ライブに、今泉昌一市議の報告会から抜け出して、おっとり刀で「石のむろじ」にかけつけました。
こちらのホールは、ライオンズクラブで一緒している安田伊佐武君の墓石展示場なのですが、ギャラリーとしても音楽会の会場としても活用している、ナイスなホールです。

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今回はオリジナル曲ではなく、ぶん太。さんの土台であるお山参詣やねぷた囃子を笛一本で聞かせながら、自らの笛吹き人生を語るという構成で、今では失われてしまっている登拝節や新田節の参詣囃子も披露して、津軽の音色を伝承していく第一人者としてのすばらしい演奏でした。

ぶん太。さんは、11/7に神戸で行われるhataoさん主宰の「万笛博覧会」に遠征出場した後、20日に第2弾のライブを行いますので、こちらも多くの方に聴いていただきたいと思っております。

2009.10.04

小野寺大作さんが長慶苑にやってきた

長慶苑に「集いのギャラリー」を開設したのは以前お知らせしましたが、小野寺大作さんの遺作を展示したいとその時から考えていました。
中々その時間が作れないままだったのですが、ちょうど八甲田が紅葉しているのを回って十和田現代美術館を見ながら、搬出の段取りをしに行こうと思い立って、妻と坊主と「碧の風」に向かいました。

またしてもの不意打ちになってしまいましたが、奥様・美樹先生は温かく迎えてくださり、話がはずんでいるうちに「それなら、今持っていけば」と言ってくださったので、急きょ15枚の絵を選んでいただきました。
「碧の風」も入れ替えをしたところで、観たことのない絵が何点かありましたが、こちらにも今までお目にかかったことのない題材の絵もあり、定番である奥入瀬十和田の作品群とは違う面を知ることができました。
3年前に個展を開催した際にも、ご夫妻はもとより絵が長慶苑に来る機会がありませんでしたので、はじめて大作さんにお越しいただくことができた気がして、感無量の思いです。

さっそく、長慶苑の入り口にあるギャラリーに展示していますので、施設見学を兼ねてでも秋の山菜採りの途中でもかまいませんので、お立ち寄りください。

2009.08.16

久方ぶりに当代一の山唄を聴く

相馬村出身の民謡歌手、成田武士さんが長慶苑で歌声を披露してくださいました。

武士さんは、今回これまで補助金で運営されてきた津軽山唄選手権がなくなることを憂えて、自ら実行委員長として新たに津軽山唄・謙良節全国大会を主催するために里帰りしていたのでした。
翌日は鰺ヶ沢甚句の審査員、今日も何ヶ所もの予定がある中、前回11月の訪問で満足に歌えなかったからと予定時間をオーバーして故郷の先輩方を喜ばせていました。
今回も、3年前と同様私からのリクエストで津軽山唄をアンコールで歌っていただきましたが、武士さんもこの唄を歌う時には相馬の山並みを思い出すのだそうで、その万感こめた当代一の歌声に聞き入りました。

このたびは自らの半生と民謡上達の方法を本にされて、ますます意気盛んな活用をされている武士さんには、またぜひ長慶苑を訪ねていただきたいと思っております。

2009.07.24

長慶苑「集いのギャラリー」開設

以前告知したとおり、「ギャラリーネットワークひろさき」に賛同参加するために、長慶苑に「集いのギャラリー」を開設しました。

開設記念展として、エーアイサインの石澤暁夫さんの絵画・デザインを展示していただきました。ちょうどエーアイサインでも同じ日からアート展を開催しているところですので、こちらもご覧いただきたいと思います。

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