2013.06.25

県立高校再編は後の祭り

先日、学校を通じて「岩木高校・弘前中央高校統合準備委員会委員の委嘱について」という青森県教育長発の文書が届きました。

これは岩木高校が募集停止となった後の物品などを統合先とされる中央高校でどのように受け取るかといったことを協議する場というものですが、PTA会長である私には寝耳に水の話であるだけでなく、前期計画の際に高橋修一県議が反旗を翻したことがあっただけに、今回の県立高校の再編に関しても県議会での議決があるものと思っていたので、議決前に委員会を準備するとは議会軽視も甚だしいと県に怒鳴りこもうと思っていました。
ところが、旧知の県議に確認したところ、今回のは基本計画が後期計画として変更されたということで議会の議決は必要なく、前期の戸山高校の廃止についても先ごろ条例改正の手続きがあったばかりだということで、教えてくれた本人も何らかの意思表示をする機会がなく残念だと話していました。
改めて高橋県議の当時のBlogを確認すると、前記の県議が説明したとおりの流れであったのがわかり、紹介した記事にも意見書に対する反対をしたことが書かれてありました。
この誤解によって、学校やPTAの関係者にいらぬご迷惑をかけてしまった点がありましたので、この場を借りておわびいたします。

それにしても、財政難や少子化の進行といった現実はあるにせよ、素案をまとめ県民に対しては説明会とパブリックコメントでガス抜きをすれば、行政の一方的な考えで高校という貴重な学びの場であり卒業生にとっては思い出のつまった母校がいとも簡単に廃校となる仕組みでいいのでしょうか。
せめて議会の議決を経る形になっていれば、高橋県議のように与党であっても反対することもできるわけですが、「これは決まったことだから」と逃げ道にする方が楽と考える県議諸侯には条例を見直す考えもないのでしょう。
いずれにしても、中南地区において普通の学力の生徒が通う普通高校もふじ発祥の地のりんご科もなくなってしまうのを止める術はすでに後の祭りになっているのを知り、悔やんでも悔やみきれない思いです。

2010.08.03

県庁ねぶたに異議あり

相馬ねぷたが出陣しない日にあたる3日、ケア付きねぶた「じょっぱり隊」も出陣するので、青森ねぶたを娘と見に行きました。

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その中でも、弘前ねぷたとの違いをさまざま感じましたが、まつりそのもののことでなく、ねぶたの題材と表現で大きな違和感を感じましたので、問題提起したいと思います。
今年の県庁ねぶたは、「八幡太郎義家と安倍貞任」という勇壮なできばえのものでしたが、下絵で見ていただけるとおり、貞任が鬼として描かれています。

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その説明には、「平安中期、東北の魁・安倍貞任は、前九年の役で朝廷軍・八幡太郎義家と永承6年から12年にわたり争った。衣川の柵で貞任の軍勢は敗れたが、貞任は北へ北へと逃れたという伝説がある。
追う義家に対し、貞任は小川原湖を通り、ついには北の果て「佐井」に至る。義家の軍勢に追い攻められた貞任は、血散りが浜で体中に矢を受けるが、引き抜いては海に捨てながら逃げ続け、ついには鬼となる。そして鬼となった貞任は、もう死ぬこともなく、いつまでも北を守る鬼神となったのである。」とありますが、聞いたこともなければ調べても見つからない「伝説」に沿ったものとされています。
貞任の安倍氏は、安東氏の祖とされる存在ですから、私たち青森津軽の民にとっての遠祖であるのに、それが鬼というのは、朝廷側の武士が正義であり、まつろわぬ先住民が悪というステレオタイプな大和史観に染まったものというほかありません。
以前、ねぶたまつりの最高賞は坂上田村麻呂伝説にちなんだ「田村麻呂賞」でしたが、史実に合わないこと征服した側の武将であることを理由に、「ねぶた大賞」と改められたはずです。
それをよりによって県庁ねぶたが同じ轍を踏んだというべき題材を臆面もなく表現するというのは、本当に問題だと思います。

ぜひ、県としての見解を表明してほしいと思いますし、マスコミにも問題として取り上げていただきたいと思います。
さらには、何といっても県民がこのことをどう受けとめるのかご意見を聞きたいと思いますし、またこのようなことが続かないようにする地域史教育のあり方まで考える契機になればと思っています。

2009.11.11

青少年育成研究大会での光と影

もはや盟友とよぶべき三沢市議・太田博之さんから教えていただいて、青森県青少年育成研究大会に顔を出しました。

記念講演は習志野市秋津小学校を舞台に秋津コミュニティを立ち上げて活動されてきた岸裕司さんでしたが、これまたさまざまな場面でお世話になっている中橋勇一さんが佃小でのコミュニティづくりで手本にされてきたというご縁があり、それが手伝ってか開演前の書籍コーナーに立ち寄ったところ、岸さんご本人がいらっしゃったのでサインをいただく僥倖がありました。
講演はご本人のお話に、秋津を舞台にした清水早苗さんという学生の卒論映画をフィーチャーする形で、ニュータウンにおいては地縁血縁ではなく子縁でコミュニティをつくってきたこと、青少年だけを健全育成というのはあり得ない、開かれた地域で「安全活力」を強くし子どもを犯罪者にしないといったことを念頭に、連携というのでは続いていかない取り組みを融合型で進めてきたという内容で、概要はこちらにまとめてあります。
プログラムは続いてシンポジウムがあったのですが、もともと介護の日にちなんだ介護人材確保の研修会に下北のフォーラムでご一緒した田島誠一さんが再びおこしになるのに出席するために出かけていましたので、途中で失礼しました。

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それでも十分な学びと次につながる邂逅がありましたので、飛び入りした甲斐はあったと思うのですが、この大会を主催している研究会議は、会長を元常盤村長・石澤善成さんが務めているのを筆頭に50代以上の方々で壇上が占められ、客席にも私より若そうな人がほとんど見当たらずに空席が目立つという状況で、次代を育てるというのとはかけ離れている観がありました。
こういうことこそ、子育てのど真ん中にいる立場の年代に任せていくべきだと思います。

2009.10.27

夏秋いちごで意外な再会

県主催の「夏秋いちごフォーラム」が青森市で開催されました。
夏秋いちごとは、通常のいちごが6月で収穫が終わった後の7月から10月頃の時期に収穫されるペチカ・なつあかり・サマールビーなどの品種のことなのですが、現在作付面積では全国3位の青森県は「日本一」を標榜していまして、そのため市町村での取り組みに補助金が出ているので目に止まって関心を持ち、2年続けて質問していることもあって、県としての姿勢を知るために参加したわけです。
ちなみに、その情報は青森県庁からのTwitterで知りました。

フォーラムの内容はメモのとおりですが、農研機構のお二人が研究機関としての生産・消費の立場で話されたのと、吉田昌己さんがユリヨーという卸業者として話されたのは真逆の話のように思いましたし、それだけ市場が未成熟不安定であるということは、ある意味でのチャンスもあるということだけは理解できたように思います。

ところで、このフォーラムへの参加をメールで申し込んだところ、確認の電話を担当である農産園芸課からいただきましたが、何と声の主が青森県政策マーケティング委員会の事務方として一番お世話になった堀口恵里子さんだったので、ビックリしながら近況報告となりました。
当日もそつのない司会をされていましたし、この事業が目立つ形で動いているのも彼女の力量によるものだと実感しましたが、企画畑でもずば抜けた才覚を見せた人材を新幹線推進課に持ってきても開業の大事なところで異動させてしまって、その上農林という限られた分野に押し込めてしまうという県の人事は疑問符だらけです。

2008.11.14

津軽をバカにする知事は辞めなさい!

地元紙で既報のとおり品種登録取り消し問題で、特別監察結果を受けて県は担当の女性職員を停職などとする処分を発表しました。

この女性職員の職務怠慢というのを45件も見逃してきた農林水産部の責任は重くて当然ですが、あろうことか鳴海雄蔵部長は「更迭」だとして中南県民局長に回されるのだそうです。
期待の大きいリンゴの新品種の登録取り消しというだけでも、津軽に対する将来的な大打撃になり得る失態ですが、6県民局のうちでも左遷される先が中南というのでは流刑地=格下扱いということですし、津軽/南部の歴史的な対立の構図を持ち出すつもりはありませんが、どこまでも津軽をバカにした話だと腹が立ってきます。

その一方で、三村知事は県政の最高責任者であり、日頃は「攻めの農業」などとご託を並べておきながら、自身に対する処分にはふれられていないというのは、どういうことなのか全然理解ができません。
青森県といえばリンゴが真っ先に連想されるほどの大事な農産物やそれを作り上げてきた地域に思いが至らないのであれば、青森県の知事として失格ですので、責任を取ってお辞めいただきたいと思いますし、こんな軽佻浮薄な知事を県議会がどう追及するのか注視するつもりです。

2008.10.14

次期基本計画の素案には失望ですが

青森県次期基本計画と行財政改革基本大綱の素案がまとまり、6県民局単位の説明会があるというので、今期計画策定委員の務めとして足を運びました。
参集していたのは約20名、その中には鷹揚会:佐藤・竹谷、社民党:藤田・加藤の4名の現職、石岡千鶴子元市議が含まれているのをお知らせしておきます。

最初に行政経営推進室による改革大綱の説明、続いて企画課による基本計画の説明が約1時間で行われたのですが、両方に共通しているのは財政再建団体に転落しないという崖っぷちのところでの計画だということです。
基本計画については、指標として県民所得を1.5倍にするという大胆な設定がニュースになっていますが、素案や説明を聞いてもそれ以外の指標としては平均寿命の順位を上げるというのがあるだけで、今期計画の施策ごとの指標は姿を消していました。
そこで次の予定があったので真っ先に質問したのですが、県民所得と平均寿命を指標化する上でさまざまな要素を検討することになるので水面下では施策ごとの指標はある、ただそれを表に出しても混乱するきらいがあるので今回は掲げていないという回答でした。
また、今期行ってきたフォローアップ委員会での事務事業評価と行財政支援委員会による評価というのは一元化できることではないかという質問には、それぞれ役割が違うし、事務事業を評価しても新たな施策展開をすることができるようなバランスをすでに失っているという危機的な答えが返ってきました。

施策ごとの指標というのは、今期計画がはじめて議会の承認にかかるという際に非常に神経を使った部分ですし、逆に議決を経ているため計画期間中に見直しができないという縛りがかかったことで、むやみに数字を書きこまないようにしたのだと思いますが、具体的な施策が目指す方向に向かっているのかの積み重ねがあってこそ計画のマネジメントが動くのですから、この点で失望を禁じ得ませんし、私が県議なら間違いなく否決です。
県民所得の件では納得できないという県議の声が報じられていましたが、異論があるのであれば高橋修一県議のように会派にとらわれず堂々主張するのが正道だと思いますし、それぞれの見識が問われているのだということを肝に銘じてほしいと思います。(よもや、これで県議会から問責でしょうか?)

そんな戯言はさておき、一点だけ目を引いたのは、県民局を3つに集約するということです。
次期計画で6県民局単位での地域計画までまとめているのとは齟齬をきたしていると思いますが、弘前市を中心とした津軽、八戸市を中核にした南部、青森市から下北半島にかけてのエリアにまとまるとすれば、これはまさに藩政時代への復古につながります。
3県での北東北州もしくは6県での東北州といった道州制を見すえていけば、県というのは不要になるのは間違いないですし、そこに基礎自治体の役割を果たす藩が3つと昭和の大合併以前の町村単位での地域自治区が構築できれば、今の市町村もまた不要です。

よもやこんなことまで構想しての計画だとは思いませんが、逆に政治家であればこのくらいのグランドデザインを示すべきだと思っています。

2008.05.31

大人が楽しむ学習を体験

昨年「北41°ふるさとづくりフォーラム」に参加したのを機に、主催団体である「青森県ふるさとづくりプラットフォーム機構」に加入したので、初めての総会に出席しました。

総会そのものはつつがなく終了し、「むつ市海と森ふれあい体験館」館長である五十嵐武志さんによる記念講演となりました。
元々は山形市出身のサンゴ研究家である五十嵐さんは、5年前に縁あって体験館の館長となったのだそうですが、実際に海の生物を持ち込んでくださっての説明や、カードを調べて下敷きの空欄を埋めたものをパウチしてくれたりと、体験館での学習をそのままやってくださったので、大の大人が目を輝かせて話に聞き入っていました。

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その中で、陸奥湾にもムツサンゴというサンゴが生息しているとか、サンゴとクラゲとイソギンチャクは同類であるということなど、目から鱗の話がたくさんありましたが、青森県民が一番青森の海を知らないという指摘には、耳が痛かったです。
その汚名挽回のためにも、夏には必ず体験学習に行きたいと思っています。

2008.04.18

ホームグラウンドに県議を迎える

「政策ラウンジ」については何度か書いてきましたが、今回は鹿内博県議による道路特定財源問題というので、同じ(とは言っても格が違いますが)政治家のレクチャーを初めて聞かせていただきました。
さまざまな新聞記事や県から提出された資料に裏打ちされた展開だったのはさすがだと思いましたし、三村知事が道路事業を凍結したのにふれて半分は暫定でない財源があることや、それを使うためにも民主党は国庫補助金の手続きを簡素化させる法案を出すべきだといった指摘には、鋭いなあと感心しました。

それを受けてメンバーをまじえての論談となったのですが、政局の見方や行政システムの制度疲労、さらには暫定税率以上に後期高齢者医療が問題だというところまで話が進んでいく中、鹿内県議ともども同席してくださった同じ会派の古村県議も、ほとんど聞く側に回っていました。
終わってからごあいさつさせていただこうと思っていたのですが、その立場の違いからか、お二方とも早々にお帰りになってしまったのも残念でした。
私はいつもどおり好き勝手にオフレコ話をしていましたが、これはやはりその場限りのスピーカーとしてではなく、ホームグラウンドのように聞く側として参加しているかどうかの違いだと思っています。

これからも、自分の活動や思いを伝えるだけでなく、聞いたり学んだりすることを怠らないようにしていこうと思っています。

2008.02.01

決め手なき県農政を痛感

「中南地域りんごフォーラム」に参加しました。
基調講演が県内では抜群の知名度を誇る歌手の麻生詩織さんというのは意外な人選でしたが、全国を回っていると青森県出身というとりんごを話題にトークをする機会が多いそうですし、これまた意外でしたが初めての講演で外から見たりんごを語ってもらうというのは企画としてはよかったと思いました。
中でも歌手として、ヒット曲とはいい歌、うまい歌手だから生まれるというものではなく、そこにメッセージが必要だというのを、杉本真人「吾亦紅」や秋川雅史「千の風になって」を引き合いにし、これはおいしい青森りんごを売る際にも通じるるものがあるのではという話は、なかなか説得力がありました。
ただ、さすがにそれ以上に話をふくらませるには至らず、結局会場の期待?に応えて、2曲披露してくれました。

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その後は3人のスピーカーからの事例発表でしたが、それぞれが違う立場・取り組みをしているのを、県全体としてどういう形で「攻めの農業」へとまとめていくのかをテーマにすべきだと思うのですが、司会役の普及推進室長にはそういう視点が全くないらしく、意見が交錯する中から新しい可能性を探るといった方向にはなりませんでした。
三村知事にしろ、相馬市長にしろ、トップセールスといったことばかりが取り上げられますが、それ以上に作る側の体制を整えながら、売るための工夫を一体として切り開くことが必要だと思いますが、このフォーラムからはそういうものを感じられませんでした。
「決め手くん」などというキャラを作る前に、自分たちの政策の方向性を決めてほしいと思います。

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2007.12.07

青森の未来を「急がば回れ」で作る

例によって大中実君がBlogで紹介してくれた「あおもりみらい推進協議会」ですが、当日参加できなかったので、事務局の後藤公司さんからお話を聞こうと、事務所を訪ねました。

後藤さんとは全然違う形でお会いしたことがあったのですが、じっくり話をしたことはなく、興味がわく話題と非常に強い思いで取り組んでいるのに引きこまれて、1時間半も話し込んでしまいました。
元々結婚相談の仕事をしている方ですが、現在青森県でかかえている、全国を下回ってしまった出生率や、自殺やニートといった問題の根底に、結婚したくてもできない、もしくは結婚するほどの元気を持てない若者の存在があるので、単純に結婚支援というダイレクトなアプローチをするのではなく、さまざまなイベントの企画運営にかかわってもらう中でやる気を引き出し、そこで魅力を感じあった相手と結婚という形になればいいという、いわば「急がば回れ」式の取り組みをしていきたいということでした。
長慶苑でも、農協青年部から未婚者のためにと合コンを持ちかけられたことがありましたが、結局話が盛り上がっていたのは口八丁の既婚者ばかりでしたし、夏まつりの企画の中で知り合ったJA側の担当者と結婚した職員もいましたので、後藤さんの言わんとすることは実感としてわかります。

何と言っても、青森県に対する危機感も共通していますので、これから全面的に協力していきたいと思っています。

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