« 久々にラグビーに荒ぶる | トップページ | 介護の漂泊者(アウトロー)からのエール »

2015.10.19

福祉の浦島太郎にならないために

県職員時代からお世話になっている山内修さんからFacebookでの招待をいただいて、「障がい児・者差別解消推進セミナー」に参加しました。
内容としては、来年4月から施行となる障がい者差別解消法について知るとともに、この機会に障がい児・者の置かれている現状を語り合うというもので、会場の青森市社会福祉協議会が管理している「しあわせプラザ」に入るのも何年ぶりかで、旧知の福祉関係者や支援というより交流してきた障がい者の姿もあり、こういう方々とこういう場所で活動していた時代が懐かしくなりました。

法の内容と問題点についてはこれまた旧知の沼田徹弁護士から、法制定の経緯と意義、登場人物としての障害者・行政・民間事業者の区分、不当な差別的取り扱いと合理的配慮の不提供という二つの差別を禁止する内容、最後に差別の具体的な定義がないこと、罰則規定がないこと、支援地域協議会を設置することが求められているものの権限があいまい、意思の表明の支援という課題について詳しく説明がありました。
続いて、自閉症児の親、知的障がい者、身体障がい者それぞれの立場からの報告と、それに応える形で青森市障害者支援課長も発言して、最後はフロアを巻きこんでの熱いやりとりが展開して、現実社会で暮らす中でどのような苦労を背負わされているか、どんなことを行政に改善していってもらいたいか、非常に伝わる内容となりました。
その中で協議会にからんでは、近年は社会保障にかかわる法が制定されるたびに協議会設置がセットになっているそうで、高齢者や障がい者の虐待防止法ばかりでなく、私が梁山泊!を通じて支援したいと考えてきた孤立無業=SNEPを対象とする生活困窮者自立支援法でも同様だそうで、支援課長からは役割や顔ぶれが重複していることが多いので総合的な協議会の部会という立ち上げ方もあるという話題もありましたが、介護や年金といった目につきやすい制度以外でも大きく動いているものがあり、それがまだまだ現実に対応できていないことも知ることになりました。
その例として、意見交換でのテーマの一つとなったものにタクシーチケットでの障がい者割引があり、青森市では48枚のチケットが支給されるものの、手帳の提示以外に氏名電話を伝えることを求める会社や運転手がいるという対応のまちまちさや個人情報保護の観点からの問題をそれぞれの立場から論じていましたが、弘前市では今年度までは24枚の支給で来年度からは介護保険などでの乗降介助・ケア輸送を使えばよいと廃止されることになっているようですし、彼我の問題レベルの違いを情けなく思いながら聞いていました。

タクシーチケットの件は議員再起の際には取り上げなければならないことだと思っていたものの、今の身の上ではあたる権限もないと捨て置いてしまっていたのですが、福祉の浦島太郎にならないためにもかけ合ってみようと思います。
そもそも、議員だったら動かせる、一市民ではどうにもならないでは、皆さんおかしいと思いませんか?

« 久々にラグビーに荒ぶる | トップページ | 介護の漂泊者(アウトロー)からのエール »

弘前市」カテゴリの記事

福祉と介護」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27994/62507245

この記事へのトラックバック一覧です: 福祉の浦島太郎にならないために:

« 久々にラグビーに荒ぶる | トップページ | 介護の漂泊者(アウトロー)からのエール »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

Twitter

ブクログ

Amazon


  • サーチ:
    キーワード:
    Amazon.co.jp のロゴ

国際漫画展

無料ブログはココログ