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2015.10.04

私たちの図書館戦争

おととい軽い気持ちで流したツイートが、何と何と90を超えるRT=リツイートに20近い「お気に入り」してもらっています。
内容としては、ツタヤが図書館を指定管理している武雄市や海老名市で問題がおきているのにひきかえ、千代田区では日比谷図書文化館をはじめ充実した展開をしているという記事を引きながら、その指定管理JVの一翼を担っているTRC図書館流通センターが同じく指定管理している岩手県立図書館を紹介しつつ、指定管理そのものではなく事業者の質が問題なのだとまとめたのですが、きっと最初にRTした中に影響力のある人がいたことで次々と広がっているのだと思います。
柳の下のどじょうをねらうわけではありませんが、この機会と映画「図書館戦争」上映にあわせて図書館についての見聞や思いを改めてまとめておきます。

私自身は図書館をほとんど使わず本は買うものと思っている人間のですが、文化の拠点としての図書館という存在の大きさは了解していまして、市議時代に仲間と図書館弾丸ツアーをしたり、岩手県立図書館に移ってこられた図書館革命の父といってもいい小林是綱さんから学ぶ機会をいただいたり、当時は全国一の貸出件数を誇った浦安市立図書館も文化館の前身である日比谷図書館も見学したことがあります。
浦安市立図書館のように、自治体直営であっても館長が図書館法よりも地方自治法に重きを置いて住民福祉の向上を掲げて運営するだけでも全然違うのを実感しましたが、日本初の指定管理による図書館である山中湖情報創造館で、これまた日本初の自動貸出やビデオ貸出を小林是綱さんとの知己を得て、行政の枠を超えた取り組みをできるのが専門家による指定管理なのだと得心してしまいました。
それからすれば、我田引水な蔵書管理やスタバ併設といった図書館本来の機能とは違うことばかりが目立つ武雄市立図書館には疑問を感じていましたが、その後に貴重な近世資料を放り出してしまったことやブックオフでも買い取らないような本を選書するインチキばかりが伝わりますし、それが海老名市や小牧市でも市民から反対が起きることにつながっています。
これを推進した武雄市・樋渡前市長には以前から注目し震災支援では共鳴することもあったのですが、この件ではビジネス感覚のみを優先し目立てばいいというやり方には違和感を感じていましたので、これ以上追随する自治体が増えないことを願うばかりです。

先日は桶川市で老舗書店・丸善が運営する図書館・大型書店併設施設もオープンしたようですし、これからも指定管理ばかりでなく単一機能としての図書館ではない施設が増えてくるのだろうと思いますが、民間のよさをどこに生かしていくのかが、これからますます重要になってくるのだと思います。
それだけに、住民の図書館に対する思い入れや先進事例や失敗策の知識が必要ですし、よい図書館をつくっていく私たちの図書館戦争はこれからも続いていくはずです。

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