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2015.07.16

付け焼き刃の認知症サポーター養成講座

弘前市町会連合会の町会長研修に参加しました。
私が参加する主たる目的は、研修後の情報交換会で他地区の町会長さんから町会運営の工夫をうかがうことではあるのですが、この3年間は防災安全課による大震災への対応・葛西市長自ら講演したアクションプラン・佐藤三三先生による自治基本条例と内容を伴った研修だったので勉強にもなったのですが、今回は介護福祉課による認知症サポーター養成講座でした。

サポーター養成にあたるキャラバンメイトでもある課員による認知症の説明と、家族の会からご主人の介護体験を語ってくださる会員の二人による1時間半でしたが、体験談はともかくとしてテキストに沿っての説明を黙って聞くだけでサポーターとして認定されてしまう仕組みにも納得いきませんが、会場から認知症を引き起こす原因という難しくもない医学的な質問が出たのに対して、メイトでもあり担当課の職員でもあるにもかかわらず回答できなかったのはいかがなものかと思いました。
この仕組みそのものは国からのもので、県内自治体の中ではサポーター登録数が低いレベルにある弘前市としては、どんな形でも上乗せしたいということで65歳以上が圧倒的な町会長のお歴々でも何でもいいからということなのでしょうが、やるのであれば実際の生活場面で役立つようなサポーター養成を行ってほしいと思いますし、とりわけ担当課にはしっかり勉強してほしいと思います。
ちなみに、養成講座受講者にはオレンジ色のゴムのブレスレットが進呈されるのですが、全国でこんな無意味な講座とムダなプレゼントに出費されているかと思うと、新国立競技場ばかりでなく見直すべきことが山積しているのを痛感します。

それ以上に、町会という立場からすれば、市が介護保険外の建物である有料老人ホームの建築、これとセットになった在宅サービスの認可を野放しにしているせいで、知らぬ間に見慣れた顔がいなくなり、一方では得体の知れない会社が運営して町会には加入どころかあいさつにも来ないような「有料」が増え続けていることこそ、問題です。
認知症になったり介護が必要になれば次々と開設される「有料」に入れてしまえばいいんだという姥捨て山発想がはびこってしまっているのが弘前市の現状ですし、養成講座を実のあるものにするつもりがあるのであれば、市がまず取り組まなくてはならないのは「有料」と付随するサービスを制限することです。
2年半後には、今年度引き上げを見送った分までのしかかる介護保険料の大幅アップが見こまれるだけに、増額につながる最大の要因である「有料」を増やさせないのが最優先の課題だと思っていますし、町会自治にとっても問題であるだけに、担当課長が来ていれば質問をぶつけるところだったのですが、認知症についても回答できない主査のお嬢さんを困らせても無益ですので、矛を収めておきました。

議会で追及する権利はありませんが、おかしいと思うことは皆さんに知ってもらうよう、この場から発信していくつもりです。

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