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2015.03.03

政治の怠慢と行政の残酷に涙する

中央高校では、PTA会長経験者には卒業式・祝賀会に一定期間は案内をくださるうれしい慣習があり、前日風邪でダウンしたのをスクランブルで立て直して、いそいそと参列しました。

中央ラブなのが一番ですし、少しでも多くの人に会いたい立場からも外せない席でしたが、今年に関していえば定時制閉課程に伴う全日制・定時制が並ぶ最後の卒業式だから何としてもという思いで体調を立て直したわけです。
今回は、全日制では入学当初の239名が一人も欠けることがなく、最後の定時制でも4年次まで必要となる生徒はなかったことで、3年前の顔ぶれそのままに卒業できるというだけでもすばらしいことでしたが、2年生の送辞・全日制の答辞に続く定時制の答辞では、小学校時代の体罰で教師不信に陥り中学校ではほとんど不登校だったこと、早起きしなくてもいいのならという思いで選んだ定時制に入学してみると個性的な同級生や包容力のある先生方のおかげで学校に通うのが楽しくなり、ようやく勉強をやり直すことができた感謝と喜び、その大事な学校がなくなることの残念を素直に語り、「中央高校定時制よ、永遠なれ!」という最後の言葉になる前に涙が止まらないほどの感動をいただきました。
これは今年に限ったことではなく、その前2年間も定時制の答辞の深さに驚き、これを聴くことができる全日制にとっても大きな学びの機会であるだけに、全日制・定時制が同じ場で学ぶことの大きな意義を感じてきただけに、その昔存続を求める議員連盟に当初参加しなかったことを今さらながら反省してきましたし、本当に失うものの大きさを痛感しているところです。

ただ、その議連不参加の件ですが、中央高定時制の真実を知らなかったからではなく、すでに県議会での議決を経てしまってからの後付けの動きだったことへの反発からでしたし、本当に存続を求めるつもりであれば議決される前に真剣に動くしかないのは、同じ権限をいただいている者には自明のことを見逃していたのは怠慢そのものなのですから、必要な時期に行動できなかった汚名を着るべきだという思いからでした。
この再編で尾上総合高校も開設以来の単位制高校という看板を外すことになりましたし、これに続いての再編で普通の子が通える普通高校である岩木高校とふじ発祥の地で学ぶりんご科のある弘実藤崎校舎まで守れずに失うことに進めてしまった政治の責任は大きいと、我がこととして反省するしかありません。
一方では、生徒数減少に対する単なる数あわせしか手だてを持たず、自分たちの出身校でなければ何のてらいもなく切り捨ててしまう共育行政関係者の残酷さにも改めて怒りを感じますし、これと向き合って戦うのが政治家の本分でなければならないと思うのです。
たとえば、市内に3つの普通高校それがすべて進学校という異常な状態を、進学状況や志望状況が一番低い形になっている南高校の合格ラインをこれまでの岩木高校レベルに下げて、南高そのものだけでなく津軽圏域の県立高校の適正配置を進めるのが本来の行政の仕事だと思いますし、たとえ地元代議士の母校といえども聖域なき議論の対象とするのが政治の役割だと思います。

それだけに、中央高校関係者としての感動の涙だけではなく、政治にかかわる者としてのふがいなさに涙してしまったこの日のことを、決して忘れないつもりです。

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コメント

藤崎校舎を廃止する事は合理的で正しいです。あれが人材育成のインフラではない事は地元住民は皆知っています。りんご生産は今後国際競争力を獲得出来ず輸入に食われ高齢化に対象出来ず生産の大幅な減退に直面する事になるでしょう。そのような状況にどう対処し産業として成長させていくのか、その為の具体策と将来性を語れなければりんご科の存続を訴える事はできないと思います。

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