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2014.03.21

都市計画フォーラムでよみがえる思い

春分の日そして消費税アップ直前の連休でにぎわうヒロロで市主催の都市計画フォーラム「まち育てミーティング」があり、参加してきました。
三重大学・浅野聡先生による伊勢市の「成長する都市計画マスタープラン」という先進事例にも関心がありましたし、その後の事例報告のコーディネーターの北原啓司先生との約束事もあったのですが、何といっても今年度の地域別報告会の一つが相馬であり私も参画していたので、地区でのワークショップがどのように報告され全体に生かされていくのか、確認する必要があったからです。

浅野先生の基調講演では、伊勢市では1994年度から10年がかりで都市計画マスタープランを策定することとし、年度ごとに地域別構想を市民参加のワークショップで考えていくという先駆的な取り組みをされてきたのだそうで、国の制度設計にまで影響を与えたのだそうです。
これを受けて、実は伊勢市出身という北原先生からは伊勢市の取り組みを弘前市に導入する企てについてのイントロダクションを加えた上での、一中学区・相馬中学区のファシリテーター役と地元参加者それぞれ二人の報告に、浅野先生と市の計画に参画している都市環境研究所の高鍋剛さんがコメントする形で報告会は進みました。
参加した相馬中学区のはよくまとめられているのがわかりましたし、一中学区の方からはもっと小さい小学校区での計画が必要なのが伝わり、それぞれに地域の特色や多くのイベントやランドマークの存在があることが見えてきて、単なる行政文書としての都市計画を超えるレベルのものになりそうなことや、これをどのように事業化していくのかが大事だということを改めて感じる機会となりました。
これを残り14の中学校区でも進めていくことなりますが、そこから新たな地域活動の主体が生まれてくるのを期待したくなります。

ところで、もうすぐ再選確実の葛西市長ですが、市民主権を掲げるだけあって、改選後に議決されることとなる新たな総合計画や自治基本条例などの重要な政策にも公募委員を多く入れ、市民が事業を起こすための「まちづくり1%システム」を動かすなど、市民が考え市民が動かす市政へと着実に進めてきたことは高い評価をすべきことだと、私は思っています。
その意味でも、今回の都市計画マスタープランそして地域別懇談会というアクションは、その方向性を決定づける位置づけになるものだと思います。
その根底には、「県庁のアイデアマン」と呼ばれた葛西市長が県庁在職時に進められていた「政策マーケティング委員会」や総合計画での政策評価や行政主導/政治不在の経験があると、その両方の会議に参画した私としてはプロジェクト型政治の思いをよみがえらせていました。

浅野先生も、伊勢市では多くの市民の参加や高い評価での後押しのおかげで、行政側が都市計画からの事業化にあたっても議会に対して説明がしやすかったというエピソードを紹介していましたが、こういう方式が徹底されれば、議会が口をはさめるのは事業そのものではなく予算額の多寡しかなくなるわけですし、議員たる者は率先して地域での活動から参画しないと政策策定にかかわれない時代に進んでいくと思います。
今議会での質問時間制限という問題が地元紙に取り上げられていますが、質問以前にイベントや地域活動にかかわる中で改善提案していくことも必要だと思いますし、それからしてもフォーラムでも二人の市議しか見かけない現状が、市議と市政そして市民との距離感の表れだと思います。

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