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2013.09.23

水害ボランティアで見えたもの

前回、「復旧チーム弘前」を提言したのが後押しの一つになったのか、弘前市では21日からの3連休にりんご園地のゴミ拾いのボランティアを市民に呼びかけて募集し、私も3日目にようやく参加することができました。

当日のメンバーは20名、出勤ではなくボランティアとして参加している市職員も数名、野田村や岩木山桜会議で一緒している方々の顔もあり、バスに同乗して現地へと向かいました。
落ちている燃えるゴミ・カン・ビンを拾いながら進むというシンプルな作業でしたが、実際に園地に足を踏み入れてみると、高く伸びた枝先の葉まで泥がこびりつき、勢いの強かったと思われる箇所では根こそぎ倒れている大木もあり、過去最悪の農業被害だというのが実感として伝わりました。
私が加えていただいたチームには、「チームオール弘前」への参加者や「遠野まごころネット」に登録して大槌町や釜石市で活動してきた方もいて、東日本大震災の支援活動がこういうところにもつながっているのを感じ、市としてのボランティア力の向上が見えた気がしました。
なお、このボランティアは26〜30日までの期間でも募集していますので、参加できる方はぜひよろしくお願いします。

ところで、現地は岩木川沿いの大川から青女子にかけてのりんご園地で、担当のりんご課職員によれば一番被害が大きかったところだそうですが、私が知っている限りでも何度も冠水の被害が起きてきたばかりでなく、数年前には春先の霜でも大きな被害を受けたエリアなのですが、元々は水田だったところを減反政策でりんごに切りかえたことでさまざまな被害を受けるリスクが高い土地になっているのが最大の問題だと思います。
また、前回の霜やひょうの被害の際に、りんご共済への加入率を50%まで引き上げることを条件に支援を行ったのですが、現在でも38%と目標には届いていない状況だそうですし、総合型であれば今回の被害も適用になるものの、掛金がその分高くなるのを避けて風や霜といった個別型で済ませている場合も多いのが現実で、今回も農家の自助だけではカバーできないものになりそうです。
これも当日の課員との情報交換で知って不明を恥じることになったのですが、水田の場合は強制加入なのだそうで、それがりんごの場合は任意加入という仕組みの違いが被害を深刻化させているのですから、リスク回避のために必要な支出として強制加入にしていかなければならないと思います。

こういう問題は、市民力向上だけでは済まないことだけに、市政改革の第一歩としてりんご課を設置した葛西市長におかれては、被害への対応ばかりでなく同じことの繰り返しを避ける農業防災・減災のしくみ体制づくりに取り組んでいただきたいと思います。

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