« 2013年6月 | トップページ | 2013年10月 »

2013.09.27

事業評価なき決算審議に疑問

順序が逆になりますが、9月議会も4日間の傍聴をしましたので、決算という重要な審議についての思いを記しておきたいと思います。

決算審議については2年前にも批判的な所感を述べましたが、今回傍聴していても事業成果=アウトカムの視点からの質問というのは見られずじまいで、昨年の決算審議前にレクチャーする場を持った菊池市議も質問数は増えても核心を突く形ではなく、非常に残念でした。
その一方で、全国の心ある議員の中には、小笠原村議・一木重夫さんのように事業評価調書と首っ引きで審議に臨んだ方もありますし、多摩市議・岩永ひさかさんのような決算認定の進め方に悩む姿からも誠実さを感じますし、その落差は大きいといわざるを得ません。

なぜ、事務事業に分け入って評価をする必要があるのかといえば、市としては個別の事業にどのような計画を立て、どのような実施結果が生じ、それによって当初の事業目的や目標を達成できたかにあたらなければ、次年度の予算計画に継続させるべきか見直しや廃止を求めるべきかの判断ができないからです。
今回傍聴していても、概略的な質問をすることによって、答弁する側も結果としての状況は説明しても、自分たちの目標に対してきちんと事業遂行していたのかという当事者としての答弁が求められないがために、いきおい無責任なものになってしまっていました。
特に、アクションプランに集中するあまり他の事業に関しての事務事業評価が行われなくなっただけに、チェックする機関としての議会の重みは増しているのと逆行するというか、その重みを感じていない質問では存在価値を失ってしまっていると思います。

市長のアキレス腱となる問題ばかりを追及したり、誠実な姿勢で取り組んでいる教育長をわざわざ怒らせるような下劣な質問をする前に、議会が果たすべき役割を考えてほしいと思います。

2013.09.23

水害ボランティアで見えたもの

前回、「復旧チーム弘前」を提言したのが後押しの一つになったのか、弘前市では21日からの3連休にりんご園地のゴミ拾いのボランティアを市民に呼びかけて募集し、私も3日目にようやく参加することができました。

当日のメンバーは20名、出勤ではなくボランティアとして参加している市職員も数名、野田村や岩木山桜会議で一緒している方々の顔もあり、バスに同乗して現地へと向かいました。
落ちている燃えるゴミ・カン・ビンを拾いながら進むというシンプルな作業でしたが、実際に園地に足を踏み入れてみると、高く伸びた枝先の葉まで泥がこびりつき、勢いの強かったと思われる箇所では根こそぎ倒れている大木もあり、過去最悪の農業被害だというのが実感として伝わりました。
私が加えていただいたチームには、「チームオール弘前」への参加者や「遠野まごころネット」に登録して大槌町や釜石市で活動してきた方もいて、東日本大震災の支援活動がこういうところにもつながっているのを感じ、市としてのボランティア力の向上が見えた気がしました。
なお、このボランティアは26〜30日までの期間でも募集していますので、参加できる方はぜひよろしくお願いします。

ところで、現地は岩木川沿いの大川から青女子にかけてのりんご園地で、担当のりんご課職員によれば一番被害が大きかったところだそうですが、私が知っている限りでも何度も冠水の被害が起きてきたばかりでなく、数年前には春先の霜でも大きな被害を受けたエリアなのですが、元々は水田だったところを減反政策でりんごに切りかえたことでさまざまな被害を受けるリスクが高い土地になっているのが最大の問題だと思います。
また、前回の霜やひょうの被害の際に、りんご共済への加入率を50%まで引き上げることを条件に支援を行ったのですが、現在でも38%と目標には届いていない状況だそうですし、総合型であれば今回の被害も適用になるものの、掛金がその分高くなるのを避けて風や霜といった個別型で済ませている場合も多いのが現実で、今回も農家の自助だけではカバーできないものになりそうです。
これも当日の課員との情報交換で知って不明を恥じることになったのですが、水田の場合は強制加入なのだそうで、それがりんごの場合は任意加入という仕組みの違いが被害を深刻化させているのですから、リスク回避のために必要な支出として強制加入にしていかなければならないと思います。

こういう問題は、市民力向上だけでは済まないことだけに、市政改革の第一歩としてりんご課を設置した葛西市長におかれては、被害への対応ばかりでなく同じことの繰り返しを避ける農業防災・減災のしくみ体制づくりに取り組んでいただきたいと思います。

2013.09.17

我がこととしての水害と防災

台風18号は日本列島を縦断して大きな傷跡を残していきましたが、我が昴町会では造成15年で初めての冠水となり、中央を走る市道を一次通行止めにせざるを得ない状況でした。
岩木川水系からの距離もあり、平坦な田んぼにできた住宅地ですから、まさか農業用の堰を改良してつくられた昴川が氾濫するとは思ってもみませんでしたし、一番最初から住まわれている方々も「はじめてだ、こんなことになるなんと」と絶句するほどの水害でした。

IMG_8447

私はのんびりと3連休の最後を過ごしていたのですが、農業用水があふれているのを見た町会の方が知らせに来てくれてから午後いっぱい対応に追われ動き回っていました。
町会長としては当然のことをしたまでですが、いざ動いてみると支所や消防団とどのように連絡を取ればいいのか、集会所に自主防災用に購入した物品はどこにしまっているのか手さぐりだらけでしたし、町会の方々に連絡するにも緊急連絡網ができてなく、自主防災組織でも役割がある町会の役員にも連絡が取れず、ちょうど出てきてくれた方々と見回ったりするので精いっぱいでした。
昴町会も相馬地区全15町会と足並みをそろえて昨年度中に自主防災組織を結成はしていたのですが、これは他町会と地区全体での連絡協議会を組織するためのおつきあいだからと高をくくっていたのですが、まさか水害に見舞われるとは考えてもいなかったので、まったく機能するはずもなく、改めて連絡の撮り方や体制づくりを真剣に考えなければならないと反省しているところです。

一夜明けてみると、冠水した場所は泥だらけの状況でしたので、支所にあたってみると道路維持課に対応してもらうよう連絡するとのことでしたが、全市的に被害があり特に岩木川下流域の甚大な被害を考えると、優先順位からして後回しになるのは目に見えています。
こういう事態であれば、行政は予算を保証して業者に機材・資材などを提供してもらって、動ける市民をFacebookなどの機動力のあるメディアで募集して、「復旧チーム弘前」を次の連休には活動できるようにするのを考えるべきだと、複数のルートから提言しておきました。
我が町会ばかりでなく、市の災害対応も後手に回っているのが見えてしまっただけに、挽回のためにはスピード感ある対応が必要だと思います。

« 2013年6月 | トップページ | 2013年10月 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

Twitter

ブクログ

Amazon


  • サーチ:
    キーワード:
    Amazon.co.jp のロゴ

国際漫画展

無料ブログはココログ