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2013.03.23

本当に思いを受けとめるために

ずいぶん日数がたってしまいましたが、これからの震災支援にあたり忘れてはいけないこと、そして皆さんにも考えていただきたいことがありましたので、記しておきます。

野田村で「動こう津軽!」生活支援プロジェクトに一番参加してくださってきた5名の方を案内して、自己負担していただいての「早春の津軽ツアー」を挙行しました。
これは、10月に珈琲茶会を開催していただいた成田専蔵先生から、「3/24に「弘前でコーヒーを楽しむ会」を開催するので、その中の「コーヒーでできる被災地応援」というシンポジウムでスピーカーを務めてほしい、できれば被災者の方にも参加してほしい」という申し出をいただいたので、それにあわせて皆さんが1年間制作してきたステンドグラス作品の展示も行うことにして、せっかくの機会に野田村を訪問してくださった各店で食事をして回ろうという、大がかりなツアーになったのです。
弘前市に到着して、まずはステンドグラス教室のお手伝いにも来てくださった長内郁子さんの「カフェ・ド・クー」でランチ、その後成田専蔵珈琲店で野田村の皆さんにはおなじみになったコーヒーを店で味わっていただき、今回の中では唯一の活動となる漆塗りの絵付け体験をCASAICOでさせていただきました。

宿であるロマントピアにチェックインしてから、11月に津軽量遺産教室でお世話になった菊富士さんでの「野田村と津軽の交流会」での食事会で楽しく歓談となりましたが、そこで野田村の皆さんは自己紹介の域を超えた被災後の状況を詳しく語ってくださいました。
大震災直後と言っていい時期の弘前ねぷた招待にあわせて、交流会と称して被災時の状況を語ってもらう場に私も参加しましたが、まだ心の整理がつかない時期だったせいか自分の思い込みを真実のように語った方や家族の中でも受けとめ方が違うのをさらしたような気まずい形になったケースもあり、私自身は進んで「あの時のこと」を聞きだそうとはしてきませんでした。
それが、この前兆のように今年度最後のヨーガ教室ということでお昼を一緒した際にも話してくださっていたのですが、これが2年間のご縁で支援する側/される側という壁が取っ払われたことで、本当に心の奥底にしまっておいたものを出してくださったのだと、ありがたい思いでいっぱいになりましたし、野田村を訪問し会に集まってくれた津軽の仲間のおかげと感謝しています。

それでも、それを語れるだけの関係が築けるほど前向きになっている方はまだしも、かかわればかかわるほど一向に顔も合わせることもなく仮設にこもっているような方々がたくさんいることが気になりますし、待っていれば心を開くわけではないだけに、違うアプローチをしなければなりません。
ちょうど同時期に長らくソーシャルワーカーとして働いて来た方とお会いする機会があり、定年して時間があるなら月に1回同行してもらえないかとお願いしておきましたが、大震災から時間がたつにつれて心の傷は癒されるより深まっている方が多いと感じるだけに、今こそ福祉の専門性をプロボノで生かすべきだと思います。

失礼を承知で、これに発奮して立ち上がる者があるのに一縷の望みを託して厳しく呼びかけます。
「今まで一番役に立っていない福祉の人間よ、本当にボランタリーな気持ちがあるなら、出てこいや!」

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