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2012.06.20

懲罰する桐生、不問に付す弘前

Twitterでのつぶやきが問題視されていた桐生市の市議が本日除名の懲罰を受け、失職することとなったようです。
発言そのものには問題があると思いますが、懲罰それも除名というところまで踏みこませたのはそれ以前からの所以があるように思いますので、不要な論評は避けておきます。

ところで、これを報じた朝日新聞の記事中で、「地方自治法は懲罰対象を議会内の行為に限る」とあるように、議員に対する懲罰を決めているのは地方自治法で、そこには次のような条文があります。
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第133条
普通地方公共団体の議会の会議又は委員会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる。
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実は、この条文にかかわる事例すなわち畑山市議発言問題が先日の弘前市議会であったのですが、本日田中議長から電話があり、この条文に照らして議員を処分できるのは議員だけであるということで今回の抗議については議会としては取り扱わない、また文書回答するべき問題でもないと突き放されました。
つまり、現在は一市民である私に対しては「狭量」という人格批判をしておいて自分は「寛大」であると傲岸不遜な態度を取る畑山市議のことは、議員からの処分を求める動きがない以上不問に付すということです。

本当に納得のいかない話ですが、地方自治法は前条でこのように規定されています。
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第132条
普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。
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これに沿った意を持って抗議したのですが、市民がおかしいと思っても議会は内側の論理で済ませるというわけです。

前期の議会では、「4人組」と呼ばれた今泉市議への懲罰や齊藤爾現県議と私に対する問責などが乱発され審議が空転することもありましたし、大先輩である工藤栄弥前市議におかれては特定できる形で市職員の言動を問題として取り上げることがありましたが、懲罰・問責に関しては議会には守るべきルールがあるという大義名分をかざしてのことでしたし、栄弥さんも決して人格批判は行わず事実が問題であるという論法を貫いていただけに、止めるに止められないものがありました。
私自身も、一番最初の定例会前のBlogの書きぶりが問題視されるだろうという当時の事務局の配慮を汲んで書き改めたこともありますし、議場で特定される形での批判はしてはならないという先輩議員の教えは極力守ってきただけに、これを問題視しないのは良き伝統を放棄するものだと思います。
一方、「市民主権」を掲げる葛西市政の方針に即して動くならば、田中議長は市民からの抗議を自らの問題として受けとめ議会としての対処を図ることも可能であったわけですが、事務局の指導に沿って法の条文を楯に門前払いするのですから、議会改革のための特別委員会は立ち上がったとはいえ、荒れた前期議会より退歩していると言わざるを得ません。

懲罰したことで桐生市議会には注目が集まり、今後の進め方にも市民・マスコミの目が光ると思いますが、不問に付した弘前市議会にこの遠吠え以外は届かないのか、マスコミや心ある議員は動くのか、明日の最終日を注視したいと思います。

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