横笛ギネスがめざすもの
昨年秋のプレイベントをはさんで、二年がかりでのねぷた囃子によるギネス記録挑戦は、3,742名という堂々たる人数で達成することができました。
私自身は実行委員会としての実務面ではほとんど協力することができませんでしたが、前日から弘前入りしたギネス公式記録認定員である23歳のショーン・カニーン君の応対役として、最初から最後まで彼と一緒に記録達成を見届けるだけでなく、これまでの取り組みや記録挑戦でめざしているものを伝えることで、ショーン君の琴線を動かすことには少しはつながったのではないかと思っています。
代表である当代一の横笛奏者・佐藤ぶん太、と挑戦を決めた時から話し合っていたのは、記録達成も大事だけど、この挑戦を通じてより多くの人、特に次代につながる子どもたちにねぷた囃子を覚えてもらい、みんなに伝統文化の大切さを実感してもらうことにつなげようということでした。
それが最初に弘前管工事業協同組合から横笛1,200本分となる塩ビ管を寄付していただき、それが全国団体からの4,000本の追加を呼び込んで、小中高校、大学や専門学校へ寄贈することができ、それをぶん太、をはじめとするメンバーが指導に赴いたり指導用DVDを作成するところまで情熱を傾けたのが、記録達成と横笛普及を同時にかなえることになったのですから、目標の4,000人には及ばなくても、それを超えて余りある成果だったと思います。
打ち上げの席で、組合青年部を代表して出席してくださった大伸管工業所の奈良岡隆人社長がこのことにふれ、管を切り出す苦労を横に置いて、今回の挑戦に自分たちをつないでくれたとして私への感謝を口にしてくださったのが、私としても一番うれしい場面でした。
まさに、築城400年を祝う記録を作っただけでなく、地域を挙げて記録に挑戦するという機運を生み、そして横笛の文化を次代につなげるという目標の出発点に立つことができたのですから、ここからが大事なところだと、佐藤ぶん太、だけでなく、私も実行委員の仲間たちも思っているところです。


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