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2010.08.03

県庁ねぶたに異議あり

相馬ねぷたが出陣しない日にあたる3日、ケア付きねぶた「じょっぱり隊」も出陣するので、青森ねぶたを娘と見に行きました。

IMG_1912

その中でも、弘前ねぷたとの違いをさまざま感じましたが、まつりそのもののことでなく、ねぶたの題材と表現で大きな違和感を感じましたので、問題提起したいと思います。
今年の県庁ねぶたは、「八幡太郎義家と安倍貞任」という勇壮なできばえのものでしたが、下絵で見ていただけるとおり、貞任が鬼として描かれています。

kencho

その説明には、「平安中期、東北の魁・安倍貞任は、前九年の役で朝廷軍・八幡太郎義家と永承6年から12年にわたり争った。衣川の柵で貞任の軍勢は敗れたが、貞任は北へ北へと逃れたという伝説がある。
追う義家に対し、貞任は小川原湖を通り、ついには北の果て「佐井」に至る。義家の軍勢に追い攻められた貞任は、血散りが浜で体中に矢を受けるが、引き抜いては海に捨てながら逃げ続け、ついには鬼となる。そして鬼となった貞任は、もう死ぬこともなく、いつまでも北を守る鬼神となったのである。」とありますが、聞いたこともなければ調べても見つからない「伝説」に沿ったものとされています。
貞任の安倍氏は、安東氏の祖とされる存在ですから、私たち青森津軽の民にとっての遠祖であるのに、それが鬼というのは、朝廷側の武士が正義であり、まつろわぬ先住民が悪というステレオタイプな大和史観に染まったものというほかありません。
以前、ねぶたまつりの最高賞は坂上田村麻呂伝説にちなんだ「田村麻呂賞」でしたが、史実に合わないこと征服した側の武将であることを理由に、「ねぶた大賞」と改められたはずです。
それをよりによって県庁ねぶたが同じ轍を踏んだというべき題材を臆面もなく表現するというのは、本当に問題だと思います。

ぜひ、県としての見解を表明してほしいと思いますし、マスコミにも問題として取り上げていただきたいと思います。
さらには、何といっても県民がこのことをどう受けとめるのかご意見を聞きたいと思いますし、またこのようなことが続かないようにする地域史教育のあり方まで考える契機になればと思っています。

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