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2009.07.30

山村の暮らしに温故知新

恒例の湯口地区・石戸神社の例大祭後の直会を早々に切り上げて、徒歩で五所地区の旧開発センター(中央公民館相馬館)で開催される市民参画センター「ひとにやさしい社会推進セミナー」へと向かいました。
このセミナーが相馬地区で開催されるのは初めてだと思いますし、何よりテーマが「山村における女性の暮らし」で、お世話になっている沢田地区のお母さん方のミニ炭俵づくりの実演もあるのを見逃すわけにはいきません。

講師は、県立郷土館の学芸課長・成田敏さんで、津軽では年越しそばより八日そばの方が一般的な風習であったこと、わらびの根からデンプンを取っていたこと、江戸時代の庶民は木綿を着ることは許されず麻を自ら育てて着物を作っていたこと、化粧といえば紅白粉ではなくお歯黒だったこと、津軽では白炭で南部は黒炭だったことなどを、貴重な写真をスライドにして説明してくれました。
そのうち関心を引いたのは、ある地方では「洗濯渡し」といって、姑から嫁に洗濯道具を渡すことがすなわち家の実権を譲ることを象徴していたのだそうで、それが行われるまでは嫁は夫の衣類でも洗うことをさせてもらえなかったのだそうです。
民謡「弥三郎節」のように、昔は嫁といえば家中の仕事を押しつけられて苦しめられていたものというイメージがあり、家を切り盛りできると認められるまでは家事もできないというのは思ったこともありませんでしたので、そのような家族関係のあり方からの変容を考えてみるのも、何かのヒントになる気がします。

IMG_3659

ところで、インターバルの時間でミニ炭俵づくりの実演となったのですが、約30名の参加者の方々もそれがお目当てだったようで、作業の様子を見入ったり、お母さん方に手ほどきしてもらったりと、楽しんでおられました。
昔ながらの技を、今の地域づくりに生かしているバイタリティにはいつもながらに感心しながら帰路につきましたが、それだけでは守りきれない限界を超えた集落をどうしていくかは、地域だけでなく政治行政の大きな課題だと思っています。

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