くたびれ果てる新要介護認定
4月からの新要介護認定調査による案件が42件中27件含まれた、認定審査会に臨みました。
今回の要介護認定には疑念を呈してきましたが、専門家からの指摘で直前の3月24日に見直しが行われたせいで、逆に調査員にそれが行き渡らず、今回の案件でも不備があった分11件の資料が前日に差しかえで送られてくるような状況でしたし、これまでの状態像や自立度の組み合わせのパーセンテージといった、見てわかるような指標での変更ではなく、特記事項から読み取る以外には変更ができないという難しい作業になりました。
実際に審査に入ってみると、明らかにチェック項目の数からすれば変更が必要な場合でも特記事項をどのように読み取ればいいのかが見あたらず、事務局にこれならどうか、こっちならどうかと確認してはじめて変更に持ち込めるのかがわかるような有様で、これまでは30分少々で終えていたのが、倍以上も時間がかかってしまいました。
ただ、これだけ難渋しながら適正な介護度を認定したつもりになっても、今回の改正が妥当かどうかを検証するまでは本人・家族の希望により認定前の介護度を適用することもできるのですから、審査会は骨折り損のくたびれもうけそのものです。
報酬体系が複雑怪奇になったのはお知らせしたとおりですが、報酬がアップとなる分介護度そのものを低くして支出を抑えこもうとするあまり、調査員による調査から審査会による二次判定でのヒューマンな見直しが入り込みにくくしようとする今回の変更は、納得できるものではありません。
白澤政和先生のBlogによれば、各政党からの代表による公開討論会では要介護認定をなくして専門職によるケアプラン作成のみでよしとする方向で一致を見たそうですし、白澤先生におかれてもその意見を是とされているようですが、現場でかかわる者としてはダブルチェックの意義はあると思うだけに、どのような議論になっていくのか注視しながら、意見を届けていきたいと思います。
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