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2008.11.08

私にとっての筑紫哲也

既報のとおり、ジャーナリストの筑紫哲也さんがお亡くなりになりました。

私にとっての筑紫さんというのは、「ニュース23」のキャスターとしてではなく、「朝日ジャーナル」の編集長として、決して忘れることのできない存在です。
私たちが「シラケ世代」と呼ばれて大学生になった頃、筑紫さんはテレビの世界から雑誌という活字の世界に戻ってきたのだそうです。
全共闘時代の「右手にジャーナル、左手にマガジン」と言われた全盛期ではないものの、「新人類」をキーワードに新進気鋭の学者や小説家、芸能人まで幅広く世に紹介し、梅原猛・立花隆から中上健次・田中康夫まで連載を持ち、政治経済から文化芸術までありとあらゆる最前線を知ることができた雑誌を、私は大学時代から廃刊される1992年まで読みつづけました。
ちょうどその時期を、大学生から社会人として東京で過ごしていたわけですが、「ジャーナル」から得たエッセンスを皮膚感覚で感じることができる場所にいたのは、今となっても考え方・感じ方のバックボーンになっていると思います。
目の前の事件にかかわらざるをえない立場である「ニュース23」のキャスターとしては、いかに「多事争論」という目玉があっても、切り口の鋭さでは久米宏の方がテレビ向きでしたし、週5日の番組という枠では週刊誌の持つ情報の絶対量を超すことはできなかったような気がします。

昨夜から違う局の番組でも追悼の特集をされるほどの一時代を築いた存在ですが、温和な笑顔が続く映像ではなく、筑紫哲也を書き尽くすような追悼版の「朝日ジャーナル」を復刊してほしいと、かなわぬ願いを思ってしまいます。
何はともあれ、ご冥福をお祈りいたします。

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コメント

 少し早すぎたたようにも思いますが、穏やかで充実した人生だったことが感じられますね。ご冥福をお祈りしたいです。

 畑正憲氏と筑紫哲也氏は、日田高校の同期生だそうです。スケールの大きな、生活力と人間的魅力にあふれた人を多数育てている教育に畏敬を感じています。

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