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2008.01.26

韓国の施設と介護保険事情

せっかくの訪韓ですので、韓国の施設を見せていただき、できれば今後の交流のきっかけにしたいと考えていました。
韓国には約700の老人ホームがあるそうですが、現在は生活に困窮している人だけが対象だとのことで、定員が埋まっていないところが多いというのは日本との大きな違いです。

一番最初に見学したのは、ビビンバで有名な全州の郊外にある、日本でいえば軽費老人ホームに相当する施設でした。

IMG_0657.JPG

ここは、今回のワークショップを主催する円光大学と同じ「円仏教」という新興の仏教団体が経営しているところで、敷地内には私たちが泊めてもらった研修用の「文化センター」や円形のオンドル、そして協会があります。
内部の様子はこちらで紹介していますが、3人部屋で構成されていることや介護保険がはじまる直前という状況からしても、約10年前の日本の施設と同じものを感じました。

講義の翌日には、人口110万人、民俗村や「チャングム」のロケにも使われた世界文化遺産「華城」がある水原の施設を見学しました。

IMG_0693.JPG

この施設は、市が建設して「円仏教」が運営するという公設民営のスタイルになっていて、定員145床のうち128名が入所している他、まだ韓国では少ないデイサービスセンターも併設されています。
市がかかわっているつながりで、市長補佐のパクさんも来て、施設長のキムさんともども日本の介護保険について質疑応答となったのですが、一番関心を持っているのは生活保護者の自己負担のあり方のようでした。
通訳を介してもうまく伝えることができないもどかしさはありましたが、日本同様韓国の議員も制度を理解しているのは一握りだということでしたので、地方自治レベルでの交流も必要だと思いました。
「華城」を案内していただいた後に、職員の方々を交えて夕食をごちそうになり、ぜひこれから交流しましょうという話で盛り上がったのですが、韓国の方々は高校や大学でひら仮名が読めるくらいは習ったというので、こちらでもハングルの「カナダラ(=いろは)」を勉強しておかなければなりません。

ワークショップの際には、韓国でのKOMI実践施設をリードしている済州島のカン施設長からも交流の申し出がありましたので、ケアを通じた日韓交流の入り口に立つことはできたと思います。

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コメント

こんにちは。介護福祉士をめざして勉強している者ですが、私も、お隣、韓国の福祉施設を見学したいと思い、探しています。なかなか見つからないのですが、受け入れ先をご存知でしたら、教えていただきたいのですが。。。ちなみに、2月23日、ソウル付近、限定です。。。よろしくお願い致します。

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