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2007.10.11

障害者福祉のハブを失う

先日のワークキャンプでもお世話になった身体障害者療護施設千年園の安田博明次長がお亡くなりになり、通夜に参列してきました。

安田次長は、社会福祉法人七峰会に務めた後、27年前に中泊町の身体障害者療護施設内潟療護園の開設に際し初代の主任として参画し、その後弘前市に千年園が開設されるにあたっても主任として迎えられた経歴が示すとおり、津軽におけるミスター障害者福祉と呼ぶにふさわしい方でした。
私が最初に接したのは、城東学園の実習巡回でのことでしたが、いつおじゃましても実習生の様子ばかりでなく、何を実習で学んでもらいたいのかをこんこんとお話しされる情熱に、ただただ聞き入っていたのを思い出します。
それだけの大きな存在でありながら、つい二三年前まで千年園祭の司会を続けてきたほど、とにかく現場を愛した方で、それを城東学園の卒業生に譲ったときに時代の変わり目を感じましたが、今にして思うとそのあたりで何かの異変を感じていたのかもしれません。

当日は、その歩んできた職場の仲間や利用者の父母とおぼしき方々が顔をそろえ、内潟療護園時代の部下二人からの哀しみと途方に暮れる弔詞があり、最後に奥様から最期まで福祉の心を伝えるためにヘルパーの講義を引き受け、部下だった方々との福祉談義をしながら永眠したというあいさつがありました。
何か安田さんの死が、その存在によってつないできた福祉の縁の結び目をほどいてしまうような、障害者福祉の結節点=ハブが失われた気がしました。

安田さんのご冥福をお祈りするとともに、次の世代を育てるという思いを引き継いでいくことが、ご縁をいただいた者としての責任だと思っています。

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