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2007.02.27

キャリアアップと老施協

26・27日で行われるNPO介護人材キャリア開発機構の研修会の前に、青森県老施協と共催の形で、そのNPOの研究開発理事である日大・内藤佳津雄さんが講演を行うというので、参加してきました。
内藤さんのお話や演習には、昨年のレジデンシャル・ケア研究会で見聞して共感するものがあったので、職員も他より多く参加させましたが、これからの人材育成について積極的にかかわっていく必要を感じていますので、NPOの研究施設にも申し込みをしておきました。

ただ、このNPOや「レジデンシャル」の中核となっている施設には、反老施協・反中村会長の立場のところが多く、今回もそれが影響してか、共催の研修にはまばらな参加者しかありませんでした。

終了後に何人かの施設長と昼食を取りながら情報交換をしたのですが、「明日の老施協」結成に至るいきさつがわからず右顧左眄しているのがほとんどのようで、私の知りうる情報をお知らせしておきました。

これからの高齢者福祉を進めていく上で、どういうことがおきているのか組織のトップには説明責任がありますし、施設のトップにはメリット・デメリットを見きわめた上でどういう立場に立っていくのか、見きわめていく力量が必要です。

2007.02.21

今さら、入所指針?

県が高齢福祉施設の入所指針作成したと、地元紙のサイトで報じられています。
すでに施設には送付されていますが、前回の策定にかかわり、実際の運用をしてきた立場から、私見を述べておきたいと思います。

前回の策定において私が強く主張したのは、きちんと数値化した順位を出すこと、その一方で必要な場合には施設長の権限で入所者を選ぶことができるという文言を盛り込むことでした。
なぜ施設長の権限を明記させたのかというと、実際に順位を出しても本当に入所すべきと思える方とはほとんどの場合食い違いがあるのを経験的に知っているからです。
ただ、それで決めてしまうのであれば、世間で言われるように入所にはコネが必要だと言われかねませんから、順位をはっきり出しておくとともに、それでもなおかくかくしかじかの理由で筆頭待機者を決めたことに、施設長が責任を持つようにすべきだと考えたからです。
長慶苑では、その方針に沿って毎月検討会議を行ってきましたが、順位トップの方が筆頭待機者になったという記憶はほとんどありません。

ただ、他の施設でそういう運用をしっかりやってきたかということは見当がつきませんが、有名無実になっている確率が高い気がしますし、監査=実地指導でも厳正に見られたこともありませんので、今さら入所指針?という気がします。

浦安市・癒海館の「虐待」報道

浦安市にある無届け有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館」で、手錠をしたり高い柵で囲うなどの虐待が恒常的に行われているというニュースが昨夜から報じられています。

概要は毎日新聞のサイトでお読みいただくとして、告発した元職員が携帯のカメラで撮影した写真を見ると、とんでもない拘束をしているのが明白で、事件として立件されて当然だと思います。
これも高齢者虐待防止法が成立しているからなのですが、「明日の老施協を創る会」が糾弾している全国老施協会長・中村博彦参議院議員こそ、その法案を葬り去ろうと画策した人物であるのを、この機会に知っていただきたいので、ぜひバックナンバーをご高覧いただきたいと思います。

ところで、「報道ステーション」で古舘伊知郎が、こんな施設にでも預けざるを得ないサービス不足や介護を受ける格差の問題があるとコメントしていましたが、生活に大きくかかわる問題であっても、事件がなければニュースとして取り上げられませんし、だから施設の整備が必要だと言われても、財政の面やあるべきケアの姿からの検証もないのでは、何の解決にもつながりません。
NHKでは、認知症や虐待についての番組が増えていますが、現場で抱えている問題を知ってもらい、社会全体の課題として認識してもらえるような報道を切に望みます。

2007.02.20

明日の老施協を創る会

以前、Blogでもメルマガでもふれた全国老施協の内紛ですが、4月に行われる会長選挙に中村会長に対抗馬を立て、真実を訴えていくために「明日の老施協を創る会」が結成され、その総会があるというので、上京しました。
案の定、青森県からはたった一人でしたが、500人近い参加者というのが、いかに反中村の気運が高まっているかの証明です。
そこで、宮崎県会長である野辺正涼さんを会長候補に据えることが決まりましたが、20人の代議員の推薦という立候補の壁や、現体制に圧倒的有利な代議員の選び方、さらには通例5月に行われる県レベルの総会前に選挙を行うという日程、すべてにおいて不利な状況だけに、選挙後のことも考えていく必要があります。

ところで今回参加したのは、会の事務局長を務める栗野裕治さんをねぎらいたいというのが一番だったのですが、思いがけず栗野さんと一緒していた際の21世紀委員の仲間が何人もいて、さながら同窓会でした。
そこで、今回の組織候補擁立にまつわるすったもんだや、埼玉県では組織率が20%台まで落ち込んでいるといった公表されていない事実を聞くことができ、やはりあわなければ伝わらないことがることがあるのを実感しました。

栗野さんには活動への協力を約束して別れましたが、その波がまったく届いていない県組織の中で、どういう形にしていかなければならないか、どういうことができるか、自分の役割を考えていきたいと思います。

2007.02.18

介護者教室で談論風発

在宅介護支援センターの事業に介護者教室がありますが、今回は弘前市介護保険課の職員二人を講師に、4月からはじまる地域包括支援センターについて話してもらいました。
先月30日に7つの地域包括支援センターが決定してから住民に対して説明するのは初めてということでしたが、家族の方々が一番反応したのは、介護予防ではなく総合相談にかかわることでした。
ほとんどの方が、電話での勧誘や販売先に誘導されたことがあるようで、実際に包括がスタートしているところでは予防プランに忙殺されているようですが、住民にとって身近な問題について気軽に相談できる場所が必要だということを実感しました。

その後弁当を食べながらの懇談となりましたが、認知症での悲喜こもごもな話が次々と飛び出して、話が尽きませんでした。
家族の方々には、こういう場所で互いの状況を話すことで、自分だけが大変なのではないというのを理解してもらうのが、在宅介護を継続してもらう上で大事なことですから、なるべくこういう機会をつくるのが私たちの務めです。

2007.02.17

「六ヶ所村ラプソディー」に未来を見る

16・17日の二日間、市内百石町展示館(旧青銀津軽支店)で映画「六ヶ所村ラプソディー」上映会があり、見てきました。
昨年末には本格稼働の直前実験であるアクティブ試験がはじまっているのですが、それがどれほど危険をはらんでいるのか、友人である天間林の哘(さそう)清悦さんがどんな思いで核燃に反対しているのかをスクリーンを通して初めて知りました。
自民党の河野太郎代議士も、核燃のことが取り上げられないのは広告という圧力を電力会社がかけているからという趣旨の発言をしていますが、こうしてみると本当に知らされていないことが多いのがよくわかります。
アル・ゴア元副大統領の「不都合な真実」が話題になっていますが、もう一つの人類の危機についても、関心を持つ必要を感じました。

ところで、この映画を知ったのは、以前からお世話になっている方からのお誘いだったのですが、主催者としてあいさつに立ったのは20代の青年でしたし、六ヶ所に移住した青年たちが6/23・24に「アースデイ」を企画しているそうで、穏やかというかひ弱そうな若者の中にある、強いエネルギーを感じました。
観客にも学生の姿が多く、政治の場にはない新しい動きが、核燃や環境という問題を通じて社会に出てくる予兆こそ未来につながるものだと思います。

2007.02.14

「人事塾」で得たもの

その人事セミナーとは、多摩経営研究所が開催する「人事塾」でして、「人事制度は社員を成長させる仕組み」を掲げる松本順市氏のセミナーです。
成果主義人事制度をつくる』を読んで以来、他の成果主義とは一線を画す内容に共感を覚え、単発のセミナーに参加した際に青森県でも開催するというので、来期の体制のためには、これでシステムを作ろうと実務を任せることになる部長候補二人と参加しました。

おかげで、何とか大枠となるシステムづくりができたのが最大の成果ですが、中でも大きいのは福祉施設における成果とは何かを考え、気づくことができたことです。
漠然と基本方針を掲げているところは多いのですが、それが達成できたかみることをしていませんし、具体的に何を見れば評価できるのか考えていなかったというのを痛感しました。
それに気づき、さらにはKOMIチャートというケア理論を実践しているおかげで評価もできるのがわかって、これまでの取り組みが間違っていなかったこと、これから何をやっていけばいいのか見えてきました。

もう一つは、まったく違う業種の方々と同じ課題に取り組みながら情報交換できたことで、学んだものが多かった喜びです。
私はいろいろな場に参加しているのですが、一緒に参加した二人には本当にいい勉強になったことと思います。

DSC00749.JPG

松本さんにはこれからもお世話になりながらよりよい人事制度をつくっていきたいと思いますが、そこでつまずきそうになった時には、一緒に取り組んでいる仲間がいることを励みにしていきたいと思います。

清風荘の取り組みに思う

実は、東北町にある会場で行われる6回の人事セミナーに参加していたので、せっかくの機会に青森市以東の施設を見学させてもらってきました。
最後ということで、平内町の高齢者総合施設「清風荘」の地域における新しい事業を見学させていただきました。
一つは和風を基調にしたデイサービスセンター「西の家」、もう一つは民家を借りてデイを実施している「口広の家」です。

DSC00747.JPG

開設の経緯は、ケアハウスに入居されていた方が自宅に戻りたいというので、それなら職員をつけて安心して復帰するついでに地域密着のサービスを実施しようという話になり、ご本人だけでなく泊まりも受けているそうです。

これこそ、地域密着のモデルケースですし、「西の家」の作りにも勉強になることが多かったのですが、定員・利用者数に対する職員配置も厚いようで、これで経営的にはどうなんだろうと、同じことで悩んでいるだけに気になってしまいました。
福祉やケアの理想を追求していくと、自らの首を絞める結果になりかねない制度設計を見直してもらう必要があることも、理解していただきたいと思います。

2007.02.07

介護予防本格実施への熱意

昨年度に引き続いて、「介護予防支援従事者研修」が行われました。
今年も前期に全体での講義、後期は3地区に分かれての演習というスタイルですが、全国的には予防プランの受託をしない居宅事業所が続出している中、来年度からの本格実施に備えて400名もの参加者があり、まずはホッとしました。

それに対して、地域包括支援センター現任研修の全国指導者でもある八戸市の栗野ヤヱ子さんが、保健師としての現場の経験をふまえた講義をしてくださったので、介護予防にとって必要なことは何かを、きちんと理解できたものと思います。
さらにその講義の間には、今期の研修を受けてきた指導者が後期に向けての打ち合わせをしていましたが、進め方を工夫しながら統一するために、2時間以上も議論を重ねていました。

今年度当初の状況では、青森県の介護予防は全国最低レベルの実施状況でしたが、全国での混乱を見てもなお予防に取り組む意欲があるのですから、見切り発車せずによかったと、今さらながら思います。
弘前市でも、来年度からの7生活圏域ごとの地域包括支援センター委託先が決まりましたので、よりよい事業実施ができるよう、協力していきたいと思います。

2007.02.06

佐藤会長、千の風になる

大坊保育園・三笠ケアセンターなどの児童・高齢者福祉にかかわる3つの法人の理事長であり、青森県社会福祉施設経営者協議会=経営協の会長である佐藤和義氏が急逝されました。
まずは、ご冥福をお祈り申し上げます。
私も経営協の委員として佐藤会長とじかに接する機会があり、三笠の職員の方々にもお世話になっているので、通夜に参列してきました。

ご縁があったのが経営協の場でしたので、経営者としての顔しか存じ上げなかったのですが、弔詞の中で地域のために大坊保育園設立に奔走したことや、亡くなる直前にも大坊保育園・三笠ケアセンターを回ったばかりだったということが語られ、多くの保育士とおぼしき参列者が涙をぬぐう姿を見て、経営以上に現場を大事にされた方なのだと知りました。
亡くなる前日にも、法人の会議で来年度の経営方針を語っていたそうですが、思いがけない形でこの地域でも有数の大法人を維持継承していくことになったスタッフには大変なことでしょうし、トップに立つということは自分不在の準備をしておくことが何より大切だと、改めて感じました。

古くからの友人である平川市社協会長が、弔詞の中でロングヒットとなっている「千の風になって」の詩を引用していましたが、法人だけでなく津軽の福祉も風となって見守っていただきたいと思います。

2007.02.05

弘前市の政治史を学ぶ

市議選のお願いでさまざまな方とお会いしていますが、中にはこれまでも政治と深く関わってきた方もいます。
父も村議であったため、津軽の保守政界における竹内・田沢・木村各派の盛衰についてはおおよそ知っていますが、弘前市の政治史となると金沢市長以後の新聞報道以上のことは知らないことばかりですので、藤森・福士元市長時代の合従連衡・権謀術数に富んだエピソードを当事者であった方から聞かせていただいています。

語ってくださる方も、当時の血が騒ぐのか、お忙しいお立場にもかかわらず長広舌がとどまらなくなるほどですが、こういう機会でなければ聞けない貴重なことですし、政治の場に身を置いて受け継いでいく者として、大事な勉強だと思っています。

2007.02.03

さすが、ワセダの先輩

早稲田大学の校友会である弘前稲門会の総会があり、出席してきました。
さまざまな立場の先輩後輩と会うことができる貴重な機会ですので、極力参加するように努めていますが、今回は少しでも市議選の支援していただける方を増やしたいというのがまず第一です。

そんな中に、現職の大先輩である藤田昭市議もいらっしゃるので、まずはごあいさつさせていただきました。
藤田先輩は議長候補にも擬せられる大ベテランですが、新しい看板にエンジに白というワセダカラーを用いるほどの愛校心のある方です。
そのことをお話しすると、「地元の支持者には目立たない色だと言われるだけで気づいてくれないが、さすが後輩だ」と喜んでくださり、期待しているからがんばれと激励してくださいました。

私も、「星と森のロマントピア」として村づくりを進めてきた相馬村をイメージさせるよう、緑と黄色を使っていますが、写真にはエンジに黒のワセダカラーのネクタイをしています。
学歴をひけらかすということではなく、自分の根っこを支える大事な場としてワセダの出身であることを誇りに思って、藤田先輩と席を並べられるよう、がんばっていきたいと思います。

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