弘前公園舗装問題で動く

数日前から、ツイッターでご縁のある方々が弘前公園西濠の桜のトンネルが舗装されたということでツイートを重ねていまして、その是非は説明を聞き現地を見てから判断しようと思い、工事発注者である都市計画課に連絡を取り、13:00から説明していただくことになりました。
議会事務局次長としてお世話になった安田都市計画課長ばかりか、公園の主管課である公園緑地課からも加藤課長と高校陸上部の同期である石川竜明も顔をそろえて待ってくださっており、あらましの説明を受けてから現地確認のため総勢6人で弘前公園をぐるっと回ってきました。

弘前公園は江戸時代からの天守や門が残り外濠まで保存されているため舗装は景観を壊すという発想になりがちですが、今回の説明で2001年には主要な園路については2m幅の舗装が施されており、その補修だけでも毎年300万円はかかっているということでした。
実際に歩いてみると、しっかり踏み固められたのではなく舗装されているのがわかりますし、散策されている方々もそこを歩いているのが目につきました。
今回は3年前から数種類の舗装方法を緑の相談所のところで緑地課が試し、敷きつめている豆砂利と同じもので舗装し経年変化で区別がつかなくする工夫をこらしたものだそうで、5月に行った東門付近についてはほとんど違和感のない状態に落ちついているのが確認できました。
そこから8月に行った北の郭に進むとまだ違いが目につき、件の桜のトンネルでは脇の土塁との違和感が確かにありましたが、樹木医と相談して樹の育成の妨げにならない幅にとどめているとのことでしたし、広いところは工作車が入って整備できても狭いところは無理なので舗装することで路面を安定させたいという考えだそうです。

今回の工事は東北では初の風致計画指定に基づいて都市公園整備の一環として国庫補助を受けて約4kmにわたって工事を行うため都市計画課が発注者となっていること、以前から舗装自体は行っていたのでピックアップして説明はしなかったものの3月の予算特別委員会である議員から質問があって説明をしていることなど、事務的な部分での説明もいただきましたし、一緒に歩きながら硬軟取り混ぜた歓談の機会にもなりましたので、私個人としてはバリフリーのために景観に配慮しての工夫をしていくことに納得しました。
ただし、市民の方々に杉の大橋改修で迂回してもらう不便については広報しても、市側からすれば利便を図るために行うことも告知しなければ理解してもらえませんよ、ということは指摘しておきました。

先にも書きましたが、弘前公園は史跡としての指定を受けていますので、今回の舗装も現状変更について文化庁と協議しながら進めていますが、江戸時代の城址としての価値からすると明治になってから植えた2600本のソメイヨシノは言外に無用のものと扱われているのを感じるという裏話もあるようですし、保存と活用のせめぎ合いはこれからもあることだと思います。
行政レベルでのことはさておき、市と市民とで考えが異なっていたり、考えるにあたっての情報が行き渡っていないのでは話になりませんので、弘前公園をどのようにしていくのかともに考える場を改めて作る必要を感じたところです。

なお、この件に関してのツイッターでの発言をまとめましたので、参照していただけると理解が深まると思います。 http://togetter.com/li/59363

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視察:見どころだらけの南砺市

視察4日目は富山県南砺市。順番としては最後5ヶ所目となりましたが、メルマガ時代からのやりとりのある田中幹夫市長とツイッターで日程調整を一番最初にしただけに、満を持しての視察となりました。
視察項目としては、弘前市にもある伝統的建築群保存地区の維持活用というテーマでしたが、何せ南砺市の五箇山合掌造り集落は伝建地区というより世界文化遺産というレベルの違うものですので、観光における位置づけも保存活用にかかる費用も段違いで、ただただ感嘆するばかりでした。

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これだけでも十分な観光資源ですが、南砺市には青森が生んだ世界的板画家・棟方志功が疎開していた旧居が保存されていて、当時の作品を収蔵する愛染苑もあるばかりか、疎開当時のエピソードを飽きることなく語り続けることのできる職員が務めていて、今でも志功は福光の地に生きているかの強い印象を受けました。

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さらには、昼食の場所として寄っていただいたのが東本願寺の城端別院で、ちょうど虫干し法要の期間にあたっていたとはいえ、檀家を持たなくても周りの寺の信徒が無償で法要を取り仕切り宝物殿を案内していて、そこに多数の方々が拝みに訪れている光景は、葬式仏教の極みに堕している弘前市の門徒宗とは別の宗教だと、その宗派に属する身としてつくづく嘆息の思いでした。

これだけの観光資源、さらには雄大な自然に囲まれた南砺市を、田中市長はITや人脈を駆使して、さらに売り出す工夫を重ねています。
弘前市は観光資源では比肩できるものがあるにしても、そのアピールでは及ばないだけに、市長行政サイドに任せっぱなしにするのではなく、私たち議員も見聞したものを反映してもらうように情報交換や提言に努めなければならないと思います。
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今回の視察は、単独で4日間5ヶ所をめぐる形でしたが、ツイッターでのネットワークによって市長を通じて交渉をし、視察ばかりでなく会談や会食の席で学び交流することができ、一人であっても孤独ではない行程でした。
学びたいことを学び、それを議論できる人に会う、これが自由にできる権利を議員視察としていただいているのですから、それを活用する責任を議員は負っています。
4年がかりで到達した内容を、この報告をもとに市民の皆さんから評価していただきたいと思います。

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厚生常任委員会視察/松江市

厚生常任委員会視察の2日目は松江市でした。
松江市は来年が開府400年、全国最初の市制をひいた市、人口も合併を経て19万人と、県庁所在地であるかどうかの違い以外は本当に弘前市と共通項のある市です。
ここでの視察項目は、「きれいなまちづくり条例」開府400年祭事業の二つでしたが、やりとりの概要はこちらでご覧ください。

○きれいなまちづくり条例
これは市内で美化推進地域と喫煙制限区域を指定するもので、違反者には指導・勧告さらには過料を科す条例です。
先進的なタバコに関する条例は深浦町の故平沢町長、神奈川県の松沢知事のようにトップの強い意志があって議会や住民との厳しいやりとりを経て作り上げられるものと思うのですが、この条例は環境保全計画を審議する委員の中から意見が上がり制定されたといいうことで、市長からは一言も発言されたことはないのだそうです。
また、観光地が多く指定されていますし、地域で美化推進計画を立てるということからすれば町会などとのかかわりもあると思うのですが、担当課である環境保全課と観光課・市民生活相談課とは条例の制定活用について打ち合わせというのはないのだそうです。

○開府400年祭事業
他の例とは違って、松江城が5年がかりで作られたのを記念して同じ年数での事業を進めているそうで、今年が4年目、来年がメインの年になるそうです。
説明にあたった西尾事務局長は地元新聞社からの出向だそうで、理路整然とした説明をしてくださいましたが、50件を目標としている市民支援事業が現在25件にとどまっていることや募金が目標額に遠く及ばないことも何となく他人事のように話されていて、本当にこの事業を成功させよう、松江市の未来につなげようという意欲があるのか疑問に思いました。
先例として長浜市彦根市を見てきており、それが想定内のものだったということで自分たちの考えで進めているということでしたが、同じところを視察して学ぶべきものだらけだと感嘆した私からすれば、その姿勢では祭り後のまちづくりや市民力アップのきっかけにはできないのはないかと残念に思います。
ただ、1000万人を目標とした入り込み観光客数は、すでに880万人となっているそうですし、視察後に堀川めぐりで堀を周遊し、天守閣を拝観してみても、国際文化観光都市に指定されるだけの魅力を持っているのを実感しました。

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ともあれ、歩きタバコ禁止条例もなく400年祭に市民事業をどのように取り入れるのか見えていない弘前市とすれば、松江市の至らないところを反面教師としながらも先進事例として教えを請うことが大事だと思います。

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ろうそくまつりツアーのご案内

マニフェストそして意見交換会に染められた感のある「変える」Blogですが、少し息抜きの情報を提供します。それは、我が相馬地区の伝統行事、「ろうそくまつり」のバスツアーのご案内です。
数年前から崩落の危険のため大々的なイベントは控えていますが、沢田地区の方々を中心にひっそりと400年の伝統を守り続けています。
これに観光コンベンション協会がバスツアーを仕立てるということですので、お近くの方初めての方ぜひご参加いただきたいと思います。
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*沢田ろうそくまつりツアー開催*

沢田ろうそくまつりに併せてツアーを開催致します。
ろうそくの明かりに囲まれた神秘的な空間へ是非お越し下さい。

日付:2/28
申込:2/25まで
料金:一人2,500円(バス、ろうそく1本)
募集:40名
集合:
JR弘前駅城東口バスプール17:20
弘前市立観光館バスプール17:30
申・問:弘前観光コンベンション協会0172-35-3131

※防寒対策、滑らない靴でご参加下さい
※食事はついておりません(簡易売店出店予定)
※四神相応バンダナプレゼント

(社)弘前観光コンベンション協会
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当然、私も参拝に参るつもりです。

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カラスにふん慨する市民の声を聞く

商工会議所主催の「カラスのフン害にふん慨する会」があるというので、足を運びました。
これまでも、このテーマで2回フォーラムを開催してきたのだそうで、私も議会がある時に市役所にいると異常な数のカラスが飛び交うのを見ますし、そのフンを一生懸命清掃している方の姿を見かける機会も多く、放っておけない課題だと思っています。

思った以上の参加者があり、主催の商工会議所では事務局が写真やビデオで実態をとらえるだけでなく、司会役の福士晃昭さん(青年部直前部長)も自ら聞き取り調査してきたレポートをし、新渡部会頭までもあいさつばかりでなく実体について発言するという力の入れようで、真剣さが伝わってきました。
福士さんの司会で5人の指定発表者からの報告があり、コンベンション協会の担当理事である大中実君からは東京都の対策、近隣の町会の方からは被害の実態や対策にシンバルを鳴らしたりロケット花火を打っているという話まで飛び出し、それに呼応してフロアからもエアガンやフライパンをたたくといった対策やカラスの生態について、活発な発言が続きました。中には市の対応に対する怒りの声も、ずいぶんありました。

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最後に福士さんから、これを会として立ち上げ署名活動を行ったり苦情を伝えることで市を動かしましょうという提言があり、場内から賛同が得られましたので、市民側からの動きは活発になると思いますので、それを受ける立場の私たちも連動した活動が必要だと思いました。

ところで、この会の様子は例によってTwitterで流していたのですが、これに対して渋谷の方から東京都の被害実態を伝えてもらったり、有効なカラス対策について東京都の例上総創研のことを教えてくださる方もあり、さらには箕面市の倉田市長ご自身から箕面市の対策を教えていただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。

これらも生かした有効な対策で、弘前市の観光・生活でカラスにふん慨することがなくなるようにしたいものです。

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「ジョッパル」への対応

前回「ジョッパル」への落書きについて市に問い合わせたことを書きましたが、15日に管財課から
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いただいたメールは担当の商工労政課に転送させていただきました。
なお、回答については、後日、商工労政課から連絡するとのことです。
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と返事をいただき、その商工労政課から昨日21日に
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市のホームページからお問合せいただきましたジョッパルの落書きについては、ビルの区分所有者で構成する弘前駅前地区再開発ビル管理組合で協議し、平成22年1月16日に消すこととしていたものであり、同日処理しました。

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と写真付きで回答をいただきました。少々タイムラグはありましたが、きちんと問題を把握し、回答を含めてしっかり対応してくださったことにお礼申し上げます。

そのジョッパルの件で、出馬を表明している前副市長が自らの政策公表の中で踏み込んだ発言をしたことが、地元紙一面で見出しが踊りました。
支援している顔ぶれを考えると当然の方向性なのだと思いますし、今年12月の新幹線開業や翌年の弘前城築城400年祭に向けても、市の玄関口に巨大な廃墟が放置されているというのは許しがたいというのは理解はできます。
ただ、ダイエーが撤退してから中核となるテナントを持ってくることができずに来たのを今さら解決できるとは思えませんし、商業施設一本での再開というのは困難だというのが普通の認識ではないかと思います。

市民ホールや市民課分室といったものだけでなく、県や国と協議しながら公共的なサービスを集約するような活用など、冷静に時間をかけた検討が必要なのではないかと思います。

これでは新幹線に間に合わないというなら、全面を壁で覆って、弘前市が生んだ希代の現代アーチスト奈良美智さんに巨大壁画でも描いてもらった方が集客につながりますし、ましてや落書きなんかできないという相乗効果が期待できるかもしれません。(笑)

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新幹線開業に本当に必要なこと

「東北新幹線全線開業効果活用講演会」が、弘前観光コンベンション協会と青森銀行のシンクタンクである青森地域社会研究所の主催で開催されるのが、夕方からのライオンズクラブ・チャリティダンスパーティーの会場でもある文化センターだというので、一足早く足を運びました。

最初の講演者は、先日の堀口さんと同じく青森県政策マーケティング委員会で席を並べた、現在は研究所の地域振興部長となられている竹内慎司さんが、八戸開業以来の効果を例によって緻密に分析していましたが、ではどうするかはプレイヤーに委ねられるような、ありきたりの展開だったのは残念でした。
続いて、HNK「プロフェッショナル」で紹介されて以来注目を集めているリンゴ農家・木村秋則さんが登場し、苦労の末にたどりついた自然農法を紹介しながら今の農薬漬けの農業への警鐘を鳴らすとともに、昨年は5000人そして今年はそれ以上の見学者が園地を訪ねてくることや、つい先日のNHK「ようこそ先輩」に出演したのも、畑を見守る岩木山を紹介したかったからだそうで、すぐに「あの富士山より美しい山」と全国から反響があったと披瀝されていたように、津軽の自然と農業で人を呼べることを何度となくお話しされていました。
その要点はこちらでご覧いただくとして、岩木山の話といい、津軽への愛情と情熱にあふれた、すばらしいお話でした。

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ところで、第1部が終わったところでコンベンション協会の役員ではない商工関係者が席を立つ姿が目につきましたが、研究所の理事長でもある青銀・加福頭取が冒頭のあいさつで木村さんともう一人、岩木山の麓に住む佐藤初女先生のことを紹介し、まつりや史跡でなくとも人を訪ねる観光という考えも必要と話していましたし、実際に木村さんのお話もそれを実証するような内容だっただけに、これまでの感覚で事足れりという姿勢はいかがなものかと思いました。
新幹線開業そして弘前城400年に本当に必要なのは、これまでの発想とは違う魅力を地元の我々が再発見することだと思いますので、この講演会を生かしていかなくてはと思っています。

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視察:近江八幡市では議会以外の学び

議会運営委員会視察の2ヶ所目は、滋賀県近江八幡市でした。
近江八幡市は人口約7万人の琵琶湖南部に位置する近江商人の本拠地で、ふとんの西川や「メンターム」の近江兄弟社などがここで生まれました。

議会そのものについては、特筆すべき点はなく地道な運営をしている印象を得ましたが、富士山と琵琶湖の関係で富士宮市と「夫婦都市」、近江兄弟社の創始者ヴォーリズの生地レブンワース市とは「兄弟都市」とユニークな関係を築いていたり、「子ども未来部」「三世代交流課」といった珍しい部局があったり、コミュニティバスに車輌を寄付してくれた会社のロゴが大きく入っていたりと、興味を引くようなことがたくさんあって、厚生常任委員会もしくは会派での視察で来たら、もっと学ぶものが多いだろうと感じました。

その後、伝統的建造物保存地区に指定されている町屋街を案内していただいたのですが、前日に訪ねた"no-ma"野間邸のあたりでも弘前市の伝建地区より全然よいのに、旧伴邸からはじまった町屋めぐりではそのスケールの大きさと保存の良好さに圧倒されるばかりでした。
そのルートの中に丁字麩のおみやげ屋さんが組みこまれていたり、近江牛ばかりでなく時代劇のロケで使われる料理屋さんも点在していて、観光というのはかくあるべしというお手本のようでした。

ところで、学ぶことだらけの近江八幡市ですが、隣の安土町との合併では先方でのリコールや町長交代で難儀しているようです。
議会としても合併の準備を進めているそうですが、是が非でも合併をという意気込みではないように感じましたし、津軽における浪岡町の悲哀を繰り返さないためにも、政権交代を楯に合併告示の取り消しに持ち込んでほしいものだと思っています。

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岩木山ゴミ拾いに飛び入り参加

ねぷたまつりも終わりましたが、そう言えば同志・斎藤爾市議が岩木山のゴミ拾いをするっていってたなあと思い出して、坊主を連れて百沢にある岩木山観光協会事務局に向かいました。
駐車場には、青森県を代表するYOSAKOIチーム「花嵐桜組」のキャサリンこと小野郁子さんをはじめとするメンバーを中心に数十名の方々が集まり、4グループに分かれて百沢と嶽温泉の間の道路でゴミを拾いました。
スタートに際して、観光協会の小山事務局長が「拾ってきれいにするのも大事ですが、拾っている姿を観光客に見てもらって捨てちゃいけないと思ってもらうことも大事です」と話されたのが、印象に残りました。

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実際に歩いてみると、多いのは空き缶よりもタバコのフィルターが目につきましたが、このあたりはまだいい方で弥生方面には大量の廃家電や古タイヤが捨てられていて、この処分費を市が出してくれないという問題もあります。
先月のマニフェスト月例会でも、岩木山の大切さが再認識できたところですし、9月にはお山参詣もありますので、これからも岩木山に縁あることに積極的にかかわっていきたいと思います。

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部分日食をロマントピアで観察

世紀の天文ショーである皆既日食の日、地元・ロマントピアの天文台でも部分日食の観察会が行われるというので、陸上クラブのトレーニングを終えてさっそく坊主とともに向かいました。
約50人の方々が集まっていましたが、雨が降り出しそうな曇り空ということで準備されていた天体望遠鏡は役に立たず、雲の切れ間から見える欠けた太陽をみんなで歓声を上げながら見上げていました。

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県内では集まって観察をしている地点が少ないこともあって、夕方のTVや新聞でも取り上げられていましたが、6年前の火星大接近の人出とは比べものにもなりませんでしたし、天文台があることが教育でも観光でも生かされていないのを残念に思います。

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