一般質問:セーフコミュニティと「たか丸くん」

一般質問はアクションプランに大きく時間をさきたいと思っていましたので、普段は4項目のところを3項目に減らし、なおかつ残り二つに関しては自分から情報提供と提言となる項目にしましたので、まとめて報告します。

セーフコミュニティとは、WHO=世界保健機関が認証する安心安全に関する国際基準で、日本では京都府亀岡市が先鞭をつけ、第2号で十和田市が認証を受けています。
これについては、ツイッターで知り合った首都圏の議員が視察で十和田に来ると知り、内容を聞いたところセーフコミュニティだというので驚いたのがきっかけで、在介協で知己を得た職員を通じて資料を送っていただいた上、先日の三沢市での県下市議会議員研修の帰途、推進役である新井山次長から詳しく概要の説明をいただき、ぜひ弘前市でもアクションプランの7つの約束の一つである「命と暮らしを守ります」の具体的施策として導入してほしいと思い、取り上げました。
野呂市民環境部長は、非常に素晴らしい取り組みであり十和田市に対しては敬意を表するが、認証や再更新にあたっての費用負担の問題など検討すべきことも多いと、「やらない」式の典型的な答弁でしたので、データによる見直しや市民との協働といったアクションプランに合致したものであることを強調して再質問すると、やらないということでなく前向きに検討してみたいとしていただいたので、これを具体化させていきたいと思っています。

「たか丸くん」は、ご存じのとおり弘前城築城400年祭のマスコットキャラクターですが、最近登場の機会も増えツイッターでもデビューしてフォロアーを増やしています。
この活用については、以前から笹村観光局長・山田商工観光部長とも話題に載せてきたことですし、質問取りにこられた福田実先輩もどこに突っ込まれるのか理解されているとおりで、登場させる場の選定やネットとリアルの食い違い、さらにはひこにゃんは遠く離れた場であっても同じ時間には決して同時登場はしないといったルールの徹底で、キャラクターとしての価値を高めてほしいこと、さらには好評を得ているので400年以後も活用してほしいと要望したところ、全面的に了解をいただきました。

これまでも市政をよくしてほしいとの思いで質問を通じた提言をしてきましたが、それを受けつけない前職時代とは違い、さまざまな場面でも意見交換ができる雰囲気になった葛西市政下では、実現可能性が大きく違いますし、それだけにこちらからも具体的なレベルで提言しようという気になります。
アクションプランのシステムのチェックは厳しく、それに乗る事業レベルでは前向きな提言という姿勢で、これからも臨んでいくつもりです。

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視察:流山市議会の改革を定点観測

本当に遅ればせながら、7月の議員視察を報告します。
というのも、議会事務局に復命書を提出したのですが、箇条書きでは開示請求された際にそぐわないので文章でというダメ出しされたので!、プレゼンした内容を再構成しておきます。
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流山市には一昨年度分で2009年1月に議会改革について視察していますので、これが二度目となります。
4年間どころか、議員時代に同じ自治体を同じテーマで視察するというのは稀有のことだと思いますが、流山市では2009年3月定例会で議会基本条例が制定され、今年になってからは委員会でのやりとりをUstream(ネットでの生中継)はじめるといった大胆な動きが見えているだけに、基本条例制定ビフォーアフターでの変化を定点観測することで、思っていたとおりの改革が進んでいるのか、逆に見えてきた課題はあるのか知ることにつながるのを期待してのことでした。
今回も、それを主導している盟友・松野豊市議が説明にあたってくれたので、視察という他人行儀なレベルでない議論を交わしてきましたが、一番印象に残ったのは議会基本条例はとにかく制定すること、それが議会改革のバイブルになりスピードアップにつながるということでした。
制定までの努力や真剣な検討の経緯を知っているだけに意外な話でしたが、内規ではなく条例になることで後戻りできなくなり、ネット中継や役選のオープン化を実現できたのも条例によって方向性が定まっているから可能になったというのは、まさに実践してきた者だから言えることであり、定点観測しているからこそわかることだと思います。
弘前市では、議会改革のはじめの一歩すら踏み出していない状況ですが、先行するトップランナーが見えなくなる前に何とかしないといけません。

今回はもう一つ、生物多様性戦略についても学びました。
この件では担当課の説明に先だって井崎義治市長と面会することができ、その趣旨や市政全般にわたる姿勢を拝聴してから臨んだのですが、生物多様性に取り組むことになったのはトップダウンではなく環境審議会での話し合いの中で同時に検討すべき課題という意見が出て具体化したというのは意外でした。
これによって、TXによって秋葉原まで25分という便のいい土地ながら自然にあふれている流山の自然を守るために、50年間の長期戦略を立て環境教育や基盤情報の整備によって生態系ネットワークの構築をめざすという遠大な構想がまとまり、それを講演会などで理解を広め市民会議に進行管理を任せるといった市民との協働で進めていくというので、感嘆しました。
こういった戦略策定は、首都圏以上に自然豊かな津軽だからこそやらなければならないことだと思います。

地方自治において首長と議会は二元代表制なのですが、井崎市長と松野市議は仲がよくても緊張感を持ちながらそれぞれの立場で切磋琢磨しているのがわかる視察でしたし、これこそ葛西新市政における弘前市がめざすべき姿だと納得した視察でした。
さらに多くのことを学ぶために、この定点観測は続けたいと思います。

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厚生常任委員会/出雲市

報告が遅くなりましたが、視察3ヶ所目は出雲市でした。
視察したのは、「ユースプラン21」「安全で安心なまちづくり条例」でしたが、当日のメモについてはこちらをご覧ください。

○安全で安心なまちづくり条例
これは前市長が条例制定を所信表明したことを受けて制定されたもので、最初はまちづくりを管轄する市民活動支援課が所管していましたが、今は防災交通課が担当して、危機管理ばかりでなく虐待やDVまで含んだ8つの幅広い分野にかかわっています。

○ユースプラン21
この行動計画は、新設合併した出雲市の基礎となる「21世紀出雲のグランドデザイン」に沿って制定された青少年ネットワーク条例を実行に移すための計画で、「〜してはならない」という禁止条例ではなく、「〜しましょう」という方向を示す能動的なものです。
それを今年度からもうけられた青少年育成課が管轄していまして、子どもに関する多面的な課題に対して、育成課がそれぞれの所管課と連携をとっていくことになっています。

この二つの項目とも、所管課から多方面にわたる部局や団体とネットワークを作っていること、その出発点がきちんと見えていることが特徴的であり、なかなかできないことを構築していると、非常に好感が持てましたし、学ぶべき部分が多い視察となりました。
ちなみに、議会基本条例も全国7番目島根県では初めて制定したのだというので、幕間で高橋議会事務局次長に質問させていただいたのですが、5自治体での合併で議会のルールも千差万別で混乱することが多かったので、初代議長からの申し送りで条例制定となったのだそうで、反問権や議員同士の討論といった先進的なことよりも根本的なところから議会を位置づけるルールを定めたという姿勢も、相通じるものを感じます。

これで4度目の委員会視察が終わりましたが、どこで何を学ぶのかを選ぶ立場にはないものの、その機会の中で最大限に学ぼうという姿勢は貫いたつもりです。
ただ、それが市政に還元されているかとなると疑問符をつけるような成果しか上がっていませんし、視察とはどうあるべきか、議会で話し合っていく必要を感じています。

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厚生常任委員会視察/松江市

厚生常任委員会視察の2日目は松江市でした。
松江市は来年が開府400年、全国最初の市制をひいた市、人口も合併を経て19万人と、県庁所在地であるかどうかの違い以外は本当に弘前市と共通項のある市です。
ここでの視察項目は、「きれいなまちづくり条例」開府400年祭事業の二つでしたが、やりとりの概要はこちらでご覧ください。

○きれいなまちづくり条例
これは市内で美化推進地域と喫煙制限区域を指定するもので、違反者には指導・勧告さらには過料を科す条例です。
先進的なタバコに関する条例は深浦町の故平沢町長、神奈川県の松沢知事のようにトップの強い意志があって議会や住民との厳しいやりとりを経て作り上げられるものと思うのですが、この条例は環境保全計画を審議する委員の中から意見が上がり制定されたといいうことで、市長からは一言も発言されたことはないのだそうです。
また、観光地が多く指定されていますし、地域で美化推進計画を立てるということからすれば町会などとのかかわりもあると思うのですが、担当課である環境保全課と観光課・市民生活相談課とは条例の制定活用について打ち合わせというのはないのだそうです。

○開府400年祭事業
他の例とは違って、松江城が5年がかりで作られたのを記念して同じ年数での事業を進めているそうで、今年が4年目、来年がメインの年になるそうです。
説明にあたった西尾事務局長は地元新聞社からの出向だそうで、理路整然とした説明をしてくださいましたが、50件を目標としている市民支援事業が現在25件にとどまっていることや募金が目標額に遠く及ばないことも何となく他人事のように話されていて、本当にこの事業を成功させよう、松江市の未来につなげようという意欲があるのか疑問に思いました。
先例として長浜市彦根市を見てきており、それが想定内のものだったということで自分たちの考えで進めているということでしたが、同じところを視察して学ぶべきものだらけだと感嘆した私からすれば、その姿勢では祭り後のまちづくりや市民力アップのきっかけにはできないのはないかと残念に思います。
ただ、1000万人を目標とした入り込み観光客数は、すでに880万人となっているそうですし、視察後に堀川めぐりで堀を周遊し、天守閣を拝観してみても、国際文化観光都市に指定されるだけの魅力を持っているのを実感しました。

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ともあれ、歩きタバコ禁止条例もなく400年祭に市民事業をどのように取り入れるのか見えていない弘前市とすれば、松江市の至らないところを反面教師としながらも先進事例として教えを請うことが大事だと思います。

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カラスにふん慨する市民の声を聞く

商工会議所主催の「カラスのフン害にふん慨する会」があるというので、足を運びました。
これまでも、このテーマで2回フォーラムを開催してきたのだそうで、私も議会がある時に市役所にいると異常な数のカラスが飛び交うのを見ますし、そのフンを一生懸命清掃している方の姿を見かける機会も多く、放っておけない課題だと思っています。

思った以上の参加者があり、主催の商工会議所では事務局が写真やビデオで実態をとらえるだけでなく、司会役の福士晃昭さん(青年部直前部長)も自ら聞き取り調査してきたレポートをし、新渡部会頭までもあいさつばかりでなく実体について発言するという力の入れようで、真剣さが伝わってきました。
福士さんの司会で5人の指定発表者からの報告があり、コンベンション協会の担当理事である大中実君からは東京都の対策、近隣の町会の方からは被害の実態や対策にシンバルを鳴らしたりロケット花火を打っているという話まで飛び出し、それに呼応してフロアからもエアガンやフライパンをたたくといった対策やカラスの生態について、活発な発言が続きました。中には市の対応に対する怒りの声も、ずいぶんありました。

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最後に福士さんから、これを会として立ち上げ署名活動を行ったり苦情を伝えることで市を動かしましょうという提言があり、場内から賛同が得られましたので、市民側からの動きは活発になると思いますので、それを受ける立場の私たちも連動した活動が必要だと思いました。

ところで、この会の様子は例によってTwitterで流していたのですが、これに対して渋谷の方から東京都の被害実態を伝えてもらったり、有効なカラス対策について東京都の例上総創研のことを教えてくださる方もあり、さらには箕面市の倉田市長ご自身から箕面市の対策を教えていただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。

これらも生かした有効な対策で、弘前市の観光・生活でカラスにふん慨することがなくなるようにしたいものです。

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ジョッパルにひそむ大きな問題

11日に行われた定例記者会見で「傘差し事件」が取り上げられて、地元紙に大きく取り上げられたので話題となっていますが、そのこと以上に問題なのは、ジョッパル問題には方針を答えずじまいだったことでして、こちらから動画でもごらんいただけます。

再開発ビル「ジョッパル」の競売や民事再生断念という流れの当初から、「責任の感じようがない」と放言していたとおり、この問題について積極的にかかわるなどという気がないのが改めて明らかになっただけというところですが、経済的な問題はさておき、閉鎖してあっという間に壁に落書きがされていているのも、そのうちに対応するというのにとどまっているのは、思った以上に大きな問題です。

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先日の県下議員研修で小宮信夫さんがふれていましたが、「割れ窓理論」といって落書きがそのまま放置されているところに犯罪が誘発されてくるのだそうで、商業観光の空白以上に街の雰囲気をさらに悪くするのは絶対に避けなければなりません。
この建物には市の権利もあるのですから、至急手だてをとるべきだと思います。

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防犯でも八戸市の先行を痛感

青森県市議会議員研修会は、今年は八戸市が開催地でした。

昨年、地元で開催した際には柔道の古賀稔彦さんが政治とは関係のない講演をされましたが、今回は犯罪社会学が専門の立正大学・小宮信夫先生が講師でした。
数々の著書やTVでも引っ張りだこの小宮先生は、なぜ犯罪を起こすのかという原因論ではなく、犯罪が起きる場所には共通点があるという犯罪機会論という観点から研究をし、犯罪が起きた現場には<入りやすい/見えにくい>ということを発見し、それを防ぐために安全マップづくりにも力を入れているそうです。
実際に八戸市では小学生とともに安全マップづくりを自ら指導している様子がビデオで紹介されていましたし、青森県にもアドバイザーとしてかかわっている関係で弘前市とも無縁ではないと話しておられました。
小宮先生は、犯人をつかまえるのは警察の仕事だが、犯罪を防ぐのは自治体の責任であり、マップづくりを通じて子どもたちや住民に危険に気づく力をつけることが大事で、それを政治が後押しすることも不可欠な時代になってきたとおっしゃっていましたが、最近の事件の多くが郊外型ショッピングセンターいわゆるファスト風土化しているエリアで多発していることも含めて、私たち議員は関心を持つ必要があります。

終わってからは整備が進んでいる南部氏の居城・根城跡と市立博物館を見学し、意見交換会を経て有志での二次会となりましたが、そこに八戸市議会の前議長であり福祉の世界でもお世話になっている坂本美洋さんが合流してくださいました。
防犯協会でも要職にある坂本市議は、講演が終わった小宮先生を見送る役だったそうで、八戸市で生活安全条例を制定するのにもその人脈や政治力を発揮し、それが県下でも広がるよう県警とも連携をとってきたのだそうです。
その話を聞いた一戸副議長が、自分が警察の方から情報をいただいて質問したのをきっかけに弘前市にも条例ができたことを思いだして、世間の狭さとともに弘前市ではそれっきりになっていることを反省していました。

ちょうど八戸市は市長選直前なのですが、前日には現職で尊敬する首長の一人である小林眞市長とマニフェスト・スクール以来の友人である三浦博司市議が公開討論会を行い、それぞれ特色のあるマニフェストを打ち出して政策主体の選挙が展開されているのを三沢・八戸の仲間から聞かされて、まず候補ありきの弘前市長選とは大違いなのを感じましたが、防犯という分野でも大きく水を空けられているのを痛感しました。

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厚生常任委員会視察

今日から厚生常任委員会の視察で、石川県七尾市・金沢市を見てまいります。
内容は、
七尾市:夜間看護=トワイライトステイ
金沢市:金沢健康プラン2008・集合住宅コミュニティ条例
ですが、3泊4日の日程で2ヶ所しか見てこない旧態依然のあり方には疑問を覚えます。

ただ、時間がある分、書ききれていなかったBlogの更新や読書に励みつつ、出馬表明した葛西憲之氏への対応を考えたいと思います。

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岩木山ゴミ拾いに飛び入り参加

ねぷたまつりも終わりましたが、そう言えば同志・斎藤爾市議が岩木山のゴミ拾いをするっていってたなあと思い出して、坊主を連れて百沢にある岩木山観光協会事務局に向かいました。
駐車場には、青森県を代表するYOSAKOIチーム「花嵐桜組」のキャサリンこと小野郁子さんをはじめとするメンバーを中心に数十名の方々が集まり、4グループに分かれて百沢と嶽温泉の間の道路でゴミを拾いました。
スタートに際して、観光協会の小山事務局長が「拾ってきれいにするのも大事ですが、拾っている姿を観光客に見てもらって捨てちゃいけないと思ってもらうことも大事です」と話されたのが、印象に残りました。

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実際に歩いてみると、多いのは空き缶よりもタバコのフィルターが目につきましたが、このあたりはまだいい方で弥生方面には大量の廃家電や古タイヤが捨てられていて、この処分費を市が出してくれないという問題もあります。
先月のマニフェスト月例会でも、岩木山の大切さが再認識できたところですし、9月にはお山参詣もありますので、これからも岩木山に縁あることに積極的にかかわっていきたいと思います。

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一般質問:若者の生活支援

教育の二つの項目に続いて質問したのは、「若者の生活支援」ということでした。
これは以前から関心を持っていたテーマであり、5月のマニフェスト月例会でも若者に関する問題が浮かび上がっていましたので、取り上げました。

まずは、若者の進学・就業・結婚などの基礎的データを紹介してもらいましたが、数字の羅列の中で高卒者の県外就職が過去最高になっていることや結婚の率は上がっているといったところでは知見が広がりましたが、それ以外の対策はいつもながらの緊急雇用対策本部などの話で、農業委員会会長がいわゆる農家の嫁探しパーティーが盛況であることを満を持して報告したのはご愛敬でした。
農家にも課題があるのは承知していますが、派遣労働で先の見えない仕事に追われる人たちよりも、やりたいことがあり財産もそれなりにある農業後継者に魅力があるのは理にかなったことですから、市として対策を取るべきなのは農業以外の若者だという思いで、奥州市の出会い創出事業を例にして迫りましたが、その気はないというつれない回答でした。
そこで、さまざまな分野でバラバラに取り組むよりも、島根県の「しまね若者サポートステーション」を紹介しながら、「若者課」を設置してはどうかと問いましたが、実現性のないことだけにサラリとかわされてしまいました。

ただ、私としては専門にかかわるセクションができれば一つ一つの課題を有機的に解決していく足がかりになると思っていますので、今は夢物語に聞こえても「若者課」実現に本気で取り組みたいと思っています。

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