弘大地域社会研究会で街なかを考える

前夜の酔いが残っていたのと、翌日は一日がかりの成長支援会議が控えているのを考えて、たまには家にいようと思っていましたら、弘前学院大の西東克介先生から弘大地域社会研究会があるという情報をいただき、子どもたちの買い物ついでに上土手スクウェアに足を運びました。

この研究会は、弘大の大学院地域社会研究科の関係者を中心に組織されているそうで、これと連動しているNPO「ひろだいリサーチ」の総会の終わり際に会場に入りました。
当日の発表は、工藤裕介「街なかとそのマネジメントを考察する視座の獲得」、三浦俊一「都市祭礼の参加団体の現状と意識」と進んで、白石睦弥さんの岩木山信仰についての考察のところで迎えの呼び出しコールがきたので、最後の東奥日報・櫛引素夫記者の新幹線開業についての話は聞けずじまいというのは残念でしたが、概要についてはこちらのメモでご覧いただきたいと思います。
ちゃんと聞いた二つの発表は、街なかという中心市街地つまり土手町をマネジメントしていく上でNPOの存在を活用すべきという提言と、ねぷたにかかわる25年間の意識の変遷という関心ある分野でもありましたが、街なかに関しては特別顧問として来場していた弘大・遠藤正彦があいさつの中で、職員宿舎の土手町移転を市に打診しても協力を得られなかったという耳の痛いお話をされていたので、市政にかかわる立場としておわびかたがたあいさつさせていただき、具体的なお話を実務担当の方から聞かせてもらう約束をしました。

ちょうど、土手町については前日Twitterで多くの方とやり取りしていたことでもあり、工藤さんの提言では厳しい現状を打破するような具体策に欠けるとと感じましたが、このようなアカデミックな場と現実社会とが接点を持つことによって、思いがけない解決策を見いだすこともあると思います。
次回からの案内を依頼しておきましたので、市の財政や誰がどこにいるかといった初歩ばかりでなく、学ぶことから政策立案につなげていきたいと思っています。

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自治体研究会で弘前市への危機感

青森県自治体政策研究会の公開フォーラムがあるというので、またしても三沢市に向かいました。
この研究会は、自治体職員を中心として月1回青森市で勉強会を開いているのだそうで、顧問を佐藤淳さんが務めていることで案内をいただいたのです。
それにしても、淳さんは帰青してから八面六臂の活躍で、感心してしまいます。

基調講演は、朝の連続ドラマ「つばさ」の舞台としても注目度が高まった川越市の風間清司副部長、シンポジウムは風間さんに国分寺市・三沢市・青森市・五所川原市のまちづくりの担当者が登壇して、顧問である青森公立大・天野巡一先生のコーディネートで進みました。
その概要はメモをご覧いただくとして、首都圏からの日帰りや修学旅行生を中心に年間700万人もの観光客が訪ねる川越市は別格として、40年かかっても駅前ビルが建設できない国分寺市、中活の中核ビル「MGプラザ」が暗礁に乗り上げている三沢市、新幹線とコンパクトシティで股割き気味の青森市、立佞武多をもってしても中心市街地がすたれていく五所川原市と、市街地活性化の取り組みは困難を極めているのを痛感しました。

ひるがえって我が弘前市でも、中心市街地活性化計画は採択されて中土手町のアーケード撤去などが進みはじめているものの、商店街には活気がなく、あの計画で人足が戻ってくるとは到底思えませんし、五所川原市がエルムを中心にすえた新市街地に活路を求めたと同じように、いつまでも土手町が中心という発想を転換し、城東を中心にしたまちづくりに切りかえる時期だと思っています。
もう一つ、県内各市も困難な状況とはいうものの、情報を公開し他市からの情報を集めるという姿勢がある分マシだと思いましたが、このような自治体職員の勉強会に弘前市からの参加者がないというのも、危機感や我がこと意識のなさが如実に現れていて、情けない限りです。

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