弥生報告会は次へのスタート

市が弘前大学と共同で進めてきた弥生リゾート跡地の活用のための報告書ができ上がり、市民への説明会が岩木文化センターで行われました。

この弥生リゾート跡地とは、旧弘前市と岩木町にまたがる弥生地区にスキー場を建設するという計画が頓挫し、その後大型児童施設へと方向性を変えたものの、2回連続で市長選最大の争点となって、前回は計画中止を唱えた現職が当選できた大きな要因となった、いわくつきの場所です。
流れとしては、檜槇貢先生の進行で、まず山下祐介先生の基調報告があり、それから地元の前田・船沢公民館長と「岩木山を考える会」の三浦章男事務局長のコメント、その後質疑応答と進みましたが、その概要はこちらのメモのとおりです。
基本的な考え方としては、

  • 広く市民の意見を聴く
  • 自然に近い姿を念頭に置く
  • 大型箱物施設の計画とはしない
  • 防災や利用上の安全面も考慮
  • 大学など外部のノウハウ・手法を活用

とされていまして、この方針自体には異論がないものの、2年がかりで調査検討を続けたからには方向性を明示するかと思っていただけに、肩透かしの感がありました。

質疑の際に私も発言させてもらいましたが、それは跡地問題と弥生小学校の統廃合問題を同じ土俵で検討してほしい、特に地元に利活用の中核を担ってほしいというのであれば結集の拠点が必要ではないかという趣旨でした。
特に、統廃合の説明会は議員や他地域の市民には案内がなく、こっそりと進められているだけに、地元の方から反応をもらえる滅多にない機会だったのですが、会そのものの流れと違うことでもあり、議論を深めることができなかったのは、残念でした。
いずれにせよ、地域が中心となりながら市全体で取り組んでいくべき課題ですので、報告書で終わりではなく、ここからがスタートだと思っています。

ただ、自身にとっても大事な問題であったはずの市長が、その場に顔も見せないというのは、どういう風の吹き回しなのか、理解に苦しむところです。

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条例提案否決までの波瀾万丈

6月定例会が閉会しました。
最終日の慣例で各常任委員長からの報告の後、私はスポレク施設に関する土地取得については反対、非核都市宣言の意見書請願については賛成の立場で討論しましたが、土地取得は城東口緑地の件とあわせて可決となり、すべての請願が不採択となりました。
通常であれば、最後に人事案件が追加されて終わるのですが、今回はそのまた後に私たち4人で提出した費用弁償廃止条例案の審議となりました。

1年前の一般会計予算修正案に続いて提案理由の説明をし答弁に備えようとしたところ、無所属・工藤栄弥議員がすかさず「議事進行!」と手を挙げました。
趣旨としては、なぜ議長は議員の身分にかかわる問題を会派代表者会議にもはからず議場に持ち出させたのかということでしたが、今さらどうすることもできない話ですので、審議となりました。
今回も質問の先頭に立ったのは隣席の鷹揚会・小山内司議員でしたが、内容としては費用弁償の違法性の認識、報酬と費用弁償の違い、地方自治法改正との関連などで、ていねいに調べた上での的確な質問を何とかしのいだのですが、次の社民党・藤田隆司議員の質問に落とし穴が待っていました。
条例とその根拠となる法の条文から論拠を示せということだったのですが、うかつにも例規集などを持たずに臨んでいたことと、法以前の良識の問題で1500円の支給をやめることに主眼があると突っぱれば済むと思ったのですが、納得していただけず、この時点で昼食をはさんでの休憩となりました。

この間、空転打開のため取り下げしてはという議長からの申し入れもあったのですが、突っぱねて14:00再開となり、条文の解釈を講釈したところで質問が工藤栄弥議員に写りました。
工藤議員からは、以前供託したことや選挙の際に報酬削減を叫んでいたことなどをほじくり出すような質問やオンブズマンなどとの関係について執拗な質問の繰り返しを受けましたが、議長や工藤議員などがどう思われようと自分なりには精一杯納得してもらいたい一心で答弁を重ねました。
それでも工藤議員からは、議会内部の問題でろくな答弁もできないないのでは取り下げるべきだとダメ出しされたため再び休憩→代表者会議となりましたが、ここでも取り下げの圧力に屈せず、再開後の今泉昌一議員の熱のこもった賛成討論の後、反対討論はないまま採決となり、4対28の大差で否決となりました。

この問題は、反対する側にも忸怩たる思いがあるせいか、取り下げや継続審議、今後設置される議会改革検討会で議論をといったものを持ち出して今回は採決を避けようという雰囲気にあふれていましたが、2年前から問題にしてきたことですから賛否を問うに足る時間は十分あったと思っています。
また、一旦反対を表明しても、今後支持者や市民の声を受けて廃止に回るのも、「君子豹変」の例えもありますので、議員諸侯におかれましても一夏熟考していただきたいと思います。
それから、同志・斉藤爾議員はさっそく費用弁償廃止に加えて議員報酬削減を次回提出すると表明していますが、私としても手順を踏む義理は果たしながらも、議会内部のことだからlこそ市民の目の届くところで議論すべきだと思う気持ちは変わりません。

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現地見学で市営住宅の実情を知る

先日、公開抽選会が行われた市営緑ヶ丘団地の新棟の現地見学会があり、参加しました。

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余裕のある間取り、緊急通報装置などの安全面での配慮が行き届いており、補助を受けている関係で坪単価も高くならざるを得ないのはわかるにしても、民間とは比べられない設備でありながら安価に貸すというのは、見直すべきではないかと思います。
ちなみに、そのあたりのことを私以上に市営住宅運営委員会の委員長でもある小山内司市議が鋭く突っ込んでいたのは、きっといつもの席次と入れ替わって、小山内さんが私の左側を歩いていたからだと推察しています。

そんな軽口も飛び出すような和気あいあいの見学だったのですが、実は「広報ひろさき」最新号に掲載のとおり、高齢家族向けの5戸に関してはまだ空いているのだと聞いて驚きました。
傾斜地に家が並んでいる桜ヶ丘団地の中でも市営住宅は一番低いところにあり、市の案内でもスーパーまで徒歩10分とうあたりで敬遠される部分もあるのでしょうが、何とももったいない話だと思います。

今回は先着順で入居できるそうですし、夫婦のみであればどちらか一方が60歳以上で可だそうですので、詳しい入居案内を広報かホームページで確認の上、ご検討する方があれば何よりです。

それにしても、このあたりからも公的に住宅を供給する意義自体から考えてみる必要を感じます。

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一般質問:全天候型スポレク施設

順番が逆になりましたが、一般質問の論戦を報告します。
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最初に取り上げたのは、「新年度予算の策定について」ですが、中身としては今回の焦点である全天候型スポレク施設が予算化され、相馬地区ふれあいセンターはまたしても予算がつかなかったことについてであり、それぞれ重要な問題ですので、分けてお知らせします。

スポレク施設については、私の順番までに4名の議員が取り上げていましたが、地元紙が報じた以上のことは出ていないどころか、場所が「マックスバリュ」安原店に隣接する「堀越地区交流センター」予定地であることも明らかにされませんでした。
私への最初の答弁もその枠を出ないものになるのはわかっていましたので、再質問・再々質問で自分の土俵に引きずりこむつもりで突っ込んだのは、総合計画にも今年度の進捗状況を伝える調書にも、既存施設の老朽化という課題は書かれていても新規の施設が必要だとはされていないことで、調書にも載っていない施設が急に浮上してくるのはおかしいということでしたが、これは市長が公約として掲げてきたものだとの一点張りで逃れられました。
また、高齢者の健康づくりに役立てるというのであれば、住まいしている近くで活動ができるよう既存の体育施設に人工芝を敷くような整備をするといった検討をしたのかと問いましたが、そういうことは一切していないということでしたので、施設新設ありきでしか考えていないのがよくわかりました。
最後に、地区からの要望は交流センターであるが、スポレク施設に交流センターの機能を付け加えることは可能なのかと迫ったところ、交流機能を付加することはできないという答弁とともに、建設計画地が「堀越地区交流センター」予定地であることも明らかにされました。

質問の中では多くの時間をさいたつもりですが、1時間という制約があるだけに納得いくまでの追及はできませんでしたし、一般質問で取り上げた件については予算特別委員会では重複して問うことができないルールになっていますので、後は議論の深まりや真実が明らかになっていくことを願うばかりです。
いずれにしても、「公約よりも生活」という立場からはとても納得できる事業ではないことだけははっきりしていますので、反対であるのに変わりはありません。

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納得のいかない給食センター入札

過去の2回が談合情報のために延期となった新西部給食センターの入札が行われる案内があったので、立ち会いに行ってきました。
JV方式からエリアを拡大して単独社でという形になった本体工事には15社が応札し、2社が最低制限価格を下回り、有効な最低価格であったのが7億3016万円の同額で4社であったため抽選が行われ、唯一地元ではなかった松井建設が最後に当たりくじが残って落札となりました。
電気設備は4JVのうち張山JVが2億3500万円、機械設備は3JVのうち高橋JVが5億3373万2千円で、9月定例会の際に斉藤爾議員に談合情報が届いていた厨房設備は、そこで指摘を受けていたアイホー社が4億4980万円で落札しました。

本体工事に関しては、2社が最低価格を下回っていたことから応札社間での談合はなかったと思いますが、4社もが1万円単位で同額というのは、予定価格が事前にもれていて、それに対して最低価格の下限いっぱいで応札してきたと考えるのが妥当なところだと思います。
また、厨房設備に関しては談合情報があり、他自治体で指名停止になっている業者が落札したのを、すんなりと認める訳にはいかないと思います。
最終的には議会での議決にかかることですので、きちんとした議論を尽くしたいと思いますが、それでなくとも小中全校での新学期からの給食実施が二学期に延びているという、子どもたちに申し訳の立たない状況ですので、一刻も早い着工完成を図ることも必要だと思います。

それにしても、この結果で了解されるのであれば、最初の時点で談合情報に惑わされることなく入札を実施するなり、談合が疑われるなら政治決断で随意契約を地元業者と締結してでも新学期からの実施を実現すべきだったと、私は思います。
行政の透明化、利権の排除といった観点からは入札改革は必要なことですが、地元産業の保護育成とは相反する部分も多く悩ましい限りですが、どうあるべきかを真正面から考えていきたいと思っています。

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出初め式後の歓談で猛省

恒例の弘前市・西目屋村消防団出初め式が、昨年に続いて土手町を会場に挙行されました。

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冷え込みは強かったものの、まれに見る晴天に恵まれたせいか、昨年よりは観客が多かったので、消防団の方々も張り合いがあったというのは何よりでしたが、それを見こして店を早く開けたり出店を出すといった商店街側の対応がないのが残念でした。
その後、文化センターに会場を移しての式典、懇親会となり、相馬地区の第5方面団でも団長を務めてこられた成田正一さんや、親子三代表彰ではねぷたでもがんばっている米沢松太君が代表で登壇しまして、地元消防団を誇らしく思いました。

その後の席で歴代団長や現職幹部の方々と語り合ったのですが、話が現在進められている市道「なでしこ街道」の拡幅工事になりました。
先輩方の話によれば、道路沿いの桜並木ばかりでなく旧校舎に沿って植えられていたヒバも、当時の関係者が営林署から許可を取り、とりわけヒバはなかなか根づかないのを大事に育ててきたのだそうで、さらにタイムカプセルを並木のあたりに埋めた学年もあるのが、すべて掘り返されてしまうことに憤りを感じているということで、この件を取り上げ予算に関しても反対した形の私からしても、そこまでの思いを知らずに結果としては工事を進めさせてしまっていることに猛省しました。
「ふれあいセンター」建設の件にしても、それまでの間営業していかなければならない「御所温泉」のボイラー交換の件にしても、「相馬から弘前にチャレンジ」を旗印に当選させてもらった者として、少しでも前進させる責任があります。

地域を守る消防団に負けないよう、がんばらなければと思いました。

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