議会改革の2011年に向けて
福祉の人間としての三上直樹には大きな汚点であり転機となる一年でしたが、運不運にも質量保存の法則が働くのか政治の世界では市長交代という大転換のおかげで前向きな方向で活動することができました。
それをまとめた活動レポートはこちらからダウンロードしていただきたいと思いますが、そこでもふれたとおり市政刷新が目立つだけに議会改革の停滞が気がかりになる一方です。
ところで、この件で地元紙・東奥日報の櫛引素夫記者は、「口利きシンポジウム問題」にからめた市議会政局を「取材ノート」で2回にわたって記していますが、これには多くの誤断と報じられていない真実がありますので、この場を借りて反論しておきたいと思います。
最初は「市政批判表面化」、続いて「市議会空転 いびつな関係要因か」との刺激的な見出しが踊る記事でしたが、9日の前市長のシンパである佐藤哲議員による議事進行発言は市政批判をもくろんだもので議会空転に至ったと受け取られる記述をしていますが、実際には工藤栄弥議員や清野一栄議員の議事進行にも右往左往した議長の定見なき対応が招いたことであり、翌日の空転に際して市側は説明を重ねたとありますが、これも一戸副議長が骨折りしたものの市側が誤りはないと突っぱねたことで解決に至らなかったのが現実です。
さらに言えば、その最中に渦中の人であり市長選において葛西市長を支持した立場である下山文雄議員がいち早く市長室に出向いたことが臆断を呼んでおり、そのことが鷹揚会の一部議員の反発を呼ぶのにつながったのではないかという見方があり、主導権争いというのならこういう事実をふまえた書き方をしてもらいたいものだと思います。
また、「いびつな関係」で指摘された、議会軽視と怒られるので謝罪するのが当たり前になったという職員からの声については、前市長時代のスポレク施設建設計画のように本当に寝耳に水の扱いがあったのは事実であり、私たち「四人組」に至っては必要最小限の情報ですら出してはならないとまで職員は厳命されていたというのですから、市側からの情報不足や議員との接触を避けざるを得ない雰囲気があった中では、関係がいびつになるのも仕方がないことだと思います。
ただし、すべての議員が議会軽視を口にして職員を責め立てていたわけではないですし、「桜のトンネル」の件でも私からの指摘に即日関係2課で現地説明をするほど議員に対する説明に大事にする雰囲気に変わった現在では、過去の問題としか言いようのない的外れな指摘だと思います。
確かに政治の中には権謀術数があり、国政においても政策よりも政局報道に力が入るのと同じような気持ちでの記事だと思いますが、多くの議員は空転を望んだわけでないのを会派あげての対立があり、議員全員が市職員をおびえさせているかのような誤解を生む書きぶりはいかがなものかと思います。
その憤りをひとまず置いて考えると、実態として他の議会に比べて改革に向かうスピードとエネルギーに欠けているのは紛れもない事実ですし、それが議員定数削減の話し合いですらまとまらず、議場へのiPad持ち込みやネット中継に関する提案も時期尚早と見送られることに象徴的に表れています。
私自身の4年間を振り返ってみても、前市長との対決姿勢が生んだ騒動もありましたが、市議会そのものの旧習になじまないからこそ生じたトラブルの方が多く、LM議連の運営委員として全国の先進事例を知れば知るほど彼我の隔たりに情けなさを覚えてきました。
市政においてはアクションプランという改革のエンジンが動き出しましたが、その中に議会改革は当然のことながらふれられてはいません。
それだけに、4月の選挙を経て改選されたメンバーで議会改革にさっそく取り組まなくてはなりませんし、そこで何を変えるのか変えていこうとするのかを、市民の方々のご意見をふまえたマニフェストを掲げて、その部分で共同できるメンバーとともに戦いに臨みたいと思っています。
この一年で福祉と地域のために新たな闘いを抱えることになりましたが、市政においては葛西市長とは前向きな政策提言と政策評価で向き合っていきたいともいますので、それを可能にするための議会改革という戦いに挑むこと、そしてその立場に立つことを市民の皆さんに認めていただけるよう、がんばりたいと思います。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)

最近のコメント