「祈り」の心と文化を広めるために
「語りき」でお知らせしたとおり、佐藤ぶん太。さん主宰の横笛普及プロジェクト第3弾は、「アイリッシュフルートとブズーキの世界」と銘打って、神戸からhataoさんと赤澤淳さんをお迎えして、満員の駅前市民ホールですばらしい演奏を聴かせてくれました。
冒頭のあいさつや途中で登山囃子の演奏での出番はあったものの、ぶん太。さんの演奏はアンコールまで待つことになりましたが、それは本当に圧巻でした。
何と北海道出身のhataoさんの祖父は弘前市と姉妹都市である斜里町の出身ということで、ぶん太。さんが1月に登山囃子の指導で斜里を訪ねた際に生まれた「祈り〜眠る心へ〜」という曲をやったのですが、これは斜里との縁のきっかけとなった幕末の津軽藩士殉難をテーマにした曲で、最初にそのエピソードと曲への思いを昔コ(津軽の昔話)風に語るのから入るのですが、3月に続いてその時点で涙が止まらなくなり、演奏の際には極寒の流氷の海が目に浮かぶ気がしました。
今回のプロジェクトも盛況で終えることができましたが、日頃からつきあいをさせてもらっている私としてもうれしい限りです。
これもひとえに、登山囃子のチャンピオンというところにとどまらず、自分を育ててくれた文化を次の世代や社会に広めていくために駆け回っているぶん太。さんの努力のたまものですが、その思いこそ世俗化・法人化された宗教とは違う、お山参詣の「祈り」の心が根っこにあるからこそできるのだと思います。
ところで、この津軽藩士殉難の歴史を、どれだけの方が知っているでしょうか。
ぜひ、ぶん太。さんを通じて、この悲劇と津軽の文化であるお山参詣にふれる機会が増えてほしいと思いますし、それが弘前市にとって大事なことだと思って、できる限りの後押しをしていきたいと思っています。
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コメント
ごめんなさい。
×アイリッシュハープ
○アイリッシュフルート
ですね。
投稿: ひろせ | 2009年6月23日 (火) 16:45
みなさま、お疲れさまでした。
ぶん太。さんもおっしゃってましたが、津軽の横笛がアイリッシュハープとであったことはとても大きな収穫だったと思います。世界の至る所に無数の文化と歴史があって、どんなに追いかけても知らないことだらけではありますが、 たとえば『出雲阿国』から歌舞伎が産まれたように、ブルースと西洋音楽がであってジャズが生まれたように、文化はどこかで普遍化されて、共有されて、新しい文化を生んで行くのだと思います。
もちろん、津軽藩士の悲劇にみるお上の傲慢が、たとえば、満州の広東軍とか沖縄の集団自決とかに繰り返されて、今の政治にいたるということも、冷静に受け止めながら。
投稿: ひろせ | 2009年6月23日 (火) 16:43