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東北電力の緊急対応に学ぶ

2月に停電したことをBlogに書きとめていたことを自分でも失念していたのですが、弘前商工会議所青年部の祝賀会で東北電力弘前営業所の野上副所長があいさつにこられ、その際のおわびをしてくださったのがご縁で、東北電力の緊急対応体制についてレクチャーしていただくことになりました。

市役所から至近の場所にありながら、初めて東北電力におじゃまして、野上副所長、今回の日程調整でお世話になったお客様センターの蘇武課長、そして小坂所長にも冒頭ごあいさついただくほどの下にも置かない受け入れをしていただき、恐縮しながらのレクチャーとなりました。
まずは、今回のきっかけとなった停電などへの対応についてですが、東北電力では東北6県+新潟県のエリアで仙台市と新潟市にコールセンターがあり、24時間体制の仙台では最低でも数十人体制で対応しているのだそうです。
ただ、各県各地域で方言が異なる代表のような土地柄ゆえネイティブな訛りでは聞き取れないこともあるので、その場合は支店ごとに事務系1・技術系3で当直を置いているので、録音した内容をボイスメールで送って解読してもらうこともあるのだそうです。

また、台風19号や中越地震といった大規模災害の経験をふまえた緊急体制では、災害発生と同時に東圧電源車が総出動できるように準備をしており、それがピンポイントで現場に迎えるように電柱番号でも探索できる「配電ナビ」システムを搭載しているそうで、弘前市と締結している災害協力協定を生かすために、運動公園などに各県から応援にきた車をどこに駐車させるかといった訓練も2ヶ月ペースで行っているのだそうです。
それ以上に、全社的な緊急体制を取る方が至難の業なのだそうで、その中でも弘前営業所では携帯メール・PCメール・171での伝言ダイアルによる3段階での安否確認を行うことにしており、それを伝言ダイアル無料利用ができる毎月1日に非常勤を含む130名の全社員がシミュレーションするという取り組みを蘇武課長の発案ではじめたのだそうで、小坂所長が全社の中でも最高の体制だとお話しされたのは、こういうことだったのかと得心がいきました。

電力という、ライフラインの中でも一番大切な部門を担う方々の見事なまでの体勢づくりと危機管理意識の高さに感服しつつ、他のライフラインではどのような体制であるのか、何より行政がそれとマッチアップできるだけの体制を取れる準備をしているのか、さらなる調査の必要を感じているところです。
何はともあれ、貴重なお話を詳しくしてくださった東北電力の皆様に感謝申し上げます。

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暮らしと環境」カテゴリの記事

コメント

 企業の持っている技術やノウハウはすごいですよね。私も、電力中央研究所や電力、関連各の方にご接待も含めお世話になっております。

 先月でしたか、北九州で水素、燃料電池のまちづくりの実証実験をみてきました。電力と行政の連携は、地熱やバイオマス原料が豊富で、エネルギー需要の大きな寒冷地の津軽では、雇用と環境の一石二鳥の可能性を秘めていると思います。

 水素社会を標榜していたはずの上田さん(みてます?)、円高原油安のこの時期、「環境税によって、水素社会へのアクセルを!」を位の事が言える、おとなの政党が欲しいです。

投稿: ひろせ | 2008年12月 6日 (土) 12:37

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