グリーンツーリズムへの危機感
農林部主催の「グリーンツーリズム講演会」に参加しました。
グリーンツーリズムに関しては、相馬村でも早大教育学部の宮口ゼミの受け入れといった実績がありましたので、まったくの門外漢ではないこともあって、基調講演・パネルディスカッションとも事例の目新しさはありましたが、そこから新たなヒントを得るというものではありませんでした。
マチの人とふれあうことで活気を生み、ムラの暮らしを見直すチャンスになるグリーツーリズムのよさは認めますが、農村や農家が疲弊している現状では、昨年「ふるさと総研」の玉田さんと語り合ったような団塊の世代による援農や二地域居住につながる、実利を伴った取り組みを優先すべきではないかと思います。
今回の企画は、農林部が岩木庁舎に入っていることで、旧岩木町の実践に花を持たせたものだと思いますが、ぜひ次は岩木にルーツのある玉田さんを招いてほしいものです。
ところで一番収穫だと思ったのは、「里山ツーリズム研究会」代表である田中幸樹さんの、ただ農業だけではいけないと思って参加したグリーンツーリズムの講習会の後のパーティーで、これからの抱負を熱く語った相手が結婚相手になったというエピソードでした。
これは、「あおもりみらい協議会」の後藤さんと話した、やる気を持った人間の輝きが未来を創るという発想を、まさに地でいった実例だけに、本当にいい話です。
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コメント
>このすばらしい環境を守る意義と責任を感じているだけに、もはや上滑りの取り組みに時間を費やす余地はないと思っています
私もそう思います。
しかし、今のあり方の維持はもう無理なところに来てしまいました。今は瓦解した後の再構築を考えるべき時期かと思っています。
何をやるべきかはもう分かっていて、臭覚鋭いところはすでに走ってますからうかうかしてるとイニシアチブ取られちゃいます。
頑張らねばですね。
投稿: mizuki | 2008年1月23日 (水) 18:30
お二方からの厳しい意見には、私も同感です。
私は農業者ではありませんが、相馬という農村で生まれ育った者として、このすばらしい環境を守る意義と責任を感じているだけに、もはや上滑りの取り組みに時間を費やす余地はないと思っています。
では、そのために何をすべきか、お知恵を借りたり、意見を聞かせていただきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いします。
投稿: 三上 直樹 | 2008年1月23日 (水) 02:27
弘前・岩木・黒石のGTの経過を数年見てきました。この地域のGTの今後成長に欠かせない重要な人物を繋ぎ止めることが出来ないどころか、あきれ果て、離脱を生じさせるような
事態を招きましたので、もうダメだと思います。黒石は県の肝いりで成長がそこまで見えていたにも関わらず・・・。
私自身もあの体たらくに付き合うのは時間の無駄という事で早々に撤退。
いまの津軽のGTには価値創造機能がありません。長野のような地域開発機構も存在していません。全て他の先進事例の猿真似。後追い。それもブラッシュアップするでもなく。地域の環境や資源にいくら恵まれようとそれを生かす人材が居なければ宝の持ち腐れでしかありません。
残念な事ですがこれが現状です。
素材には恵まれているので、それを生かす為にはやり方・構成メンバーを変え、再チャレンジするしかないかと思っています。
投稿: mizuki | 2008年1月23日 (水) 00:37
実際の行為者や素材に余裕がが少ないシンポジウムやワークショップでは、現実の壁が越えられないのではないかと思います。
私たちは、マルチ地域居住なのですが、山づくりの拠点を少し、岩手に移しつつあります。主婦としては、どこへ行っても家事に追われると移動するのがおっくうになるので、食事や買い物など都市型のサービス(WEBショッピングはずいぶん可能性を広げましたが)があって、長期間安く居住できる、ハードの揃った地方都市ができることを望んでおります。ハード整備には時間がかかりますからね。
体験、商品化も含めた、アグリビジネスデザイン、ということへの取り組みもこれからは重要だと思います。
投稿: hirose | 2008年1月22日 (火) 09:01