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2007年9月27日 (木)

改革継続へのマグマをためる

4日に開会した9月定例会が閉会となりました。
とはいえ、実質の日数は一般質問3日、常任委員会1日、予算決算審議4日の8日間と開会・閉会日とで10日だったのですが、決算委員会の件や条例提案にからんでさまざまなことがあり、日数以上の長さを感じました。

閉会後に会派代表者会議が開かれたのですが、その最大の案件は議会広報の件でした。
前回の不首尾を受けて、今会期中にも広報編集会議を開催して

  • 一般質問者と質問を分け、テーマごとにまとめる
  • 議案審議は、要点をトピック的にまとめる
  • 視察についても、人員・視察先などを報じる

という新たな案をまとめて各会派に提示したのですが、最終的には前回同様ある会派からの反対があり、一致点を見いだす状況に至らなかったので、これまでどおりの事務局編集とし、編集会議は一旦休止することになりました。
最初の案からしても、全国の平均的なスタイルからしても納得のいかない案ですら通らないというのは、本当に残念で情けない限りです。
それから、会派を通じて議場内へのPC持ち込みと会議録などのデジタルデータでの配布を議題に上げてもらったのですが、何を意味しているのかも理解してもらえず、もう少し具体的な方法や利点を示してほしいということで、これまた継続案件となりました。

議会を変えていくためには、外からの圧力が必要なこともありますが、多くは内部でのコンセンサスを得る努力が必要です。
継続になったとはいえ、否定されたわけではないという思いで、改革へのマグマを煮えたぎらせておこうと思っています。

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2007年9月21日 (金)

熟慮の末、条例提案を見送る

前回の定例会でも4人が一般質問で取り上げたとおり、妊婦無料検診の回数増は非常に大事なテーマの一つです。

8月に入って、三戸町では全部の妊婦検診を無料にするという報道があり、9月の一般質問でも前向きな回答を得られないのであれば、条例提案してでも実現させなければと、有志で話し合いを進めてきました。
手続きや法令的な問題があってはいけないので、議会事務局に相談したところ、予算を伴う条例提案は行政側と事前に打ち合わせる必要があるということでしたので、一般質問での対応を見るとともに、自前で条例の文案をまとめる作業をしておきました。

一般質問では二人が妊婦検診にふれ、健康福祉部長からは「市長の指示をいただいたので、検討する」という答弁をいただきましたが、明確に実施するという言質はとれませんでした。
しからば提案をと思っていましたが、その間に旅費の件や通告外質問で波風を立てた反発で否決される可能性があること、もし否決となった場合にそれを理由に回数増が実現しないことになれば市民への影響が出ることなどを会派の中でも忠告されたので、熟慮の末提案を見送って、3月の予算で回数増に見合う予算が充てられているかどうかを見極めた上で動くことにしました。

どんな形でも市民の利益につながる成果になればいいことですが、議員には条例提案権があるということを武器にできることがわかりましたし、その提案には周到な準備と検討が必要なことを体験できたことだけでも、勉強になったと思っています。

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2007年9月20日 (木)

決算特別委員会で台風の目に

18日から補正予算と昨年度の決算の認定にかかる特別委員会に入ったのですが、当初予算と決算については事前に質問通告をするルールになっています。
昨年度は旧市町村の決算もあり膨大な量の決算書を見ても、その際の会議録を見てもどのあたりまで質問していいのかが見当がつきませんでしたし、通告者が終わってから通告外の質問はできると聞いていたので、あまり細部に入らないような項目のみを通告しておきました。
ところが19日に3回目の通告外質問をしようとしたところ、議事を司る委員長から「通告をしている者が、通告外で森羅万象にわたって質問するのはまかりならん」と質問を受けつけてくれませんでした。
抗議をしたものの、委員長権限だと突っぱねられたので引き下がりましたが、周りからもおかしいのじゃないかという声がありました。

そのざわめきを引きずりながら翌日の審議に入り、周りではもう一回手を挙げろとか午後の副委員長ならいいそうだとか勝手なやりとりを苦笑しながら受けていたのですが、午後も委員長が続けて進行にあたったので「これはまずい」と思っていたところ、同じ会派の斉藤爾議員が通告外で質問しようとしました。
私と同じ形であったので、案の定質問を封じられそうになったのですが、それに対し木翔公明の下山文雄会長が、「委員長、こういう進行は今まで例がない、ルールを変えるのなら議運に諮ってもらいたい」と強く抗議し、その道理の通った発言によって質問が認められました。
私が引き起こした波風ではありましたが、台風の目の中は無風快晴であるように、周りで暴風雨となっているのを見ているような感じでしたが、あえてそこに飛び込んでくれた同僚の斉藤議員にも、そんな二人を守ってくださった下山議員にも、本当に感謝の思いでいっぱいでした。

ただ、ここでの本質的な問題は、通告して審議をするのがいいのか自由な討議を認めるべきかということです。
そのルールが徹底していないという課題に、違う向きから火をつけたような形ですので、審議のあり方をどうしていくべきか、もう一度検討していく必要を感じています。

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2007年9月12日 (水)

救急医療フォーラムに参加

「津軽の救急医療を考える市民フォーラム」が開催した第2回目のフォーラムに、参加してきました。
今回のスピーカーは、以前二次救急の輪番病院に勤務されていた守谷信宏先生と、弘大医学部救急講座の浅利靖先生でした。
守谷先生は、輪番の大変さを実体験に基づいてお話しされていましたが、その病院は長慶苑の協力病院でしたので、ずいぶんとお世話になったのを思い出しました。
救急を受け入れる側と、そこに頼る機会の多い施設そして嘱託医との間に摩擦が起きる場合がありますが、そこにも解決していかなければならない課題があります。

そして今三次救急の最前線に立っている浅利先生のお話は、救急医療の歴史や救急と時間外診療の違い、以前勤務されていた地域の救急体制やそこでの経験、さらにはこれから必要とされることについて、詳しくユーモアの中に本音を交えたものでした。
特に救急ならやりがいがあるが、時間外診療なら持たないというのは、医師という仕事の本質にかかわることで、私たちが求めていくべきものは何なのか、もっと学んだ上で考えていく必要を感じました。

会場には顔なじみの医療関係者や、思ったよりも多い参加者、さらには市民活動にかかわっている市の職員の顔もあり、こうやって少しでも市民の間に関心が広がっていけばと思いますし、議員の側の再起動も早めていこうと思っています。

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質疑:旅費のムダをただす

通告としては、「実効ある管外出張について」として、昨年度の管外=県外出張の回数と金額、それによる成果、そして費用対効果としておきましたが、弘前市の旅費規程には「旅費の調整」という条項がなく、宿泊費が定額で支給されるため、実際にはそれより安い場合には差額分が旅行者のふところに入るという仕組みのままであることに先般の視察を通じて気づいたので、これまで規程に沿って支給したことではなく、それを支出削減という観点で改善を求めて切り込もうと思っていたのです。

答弁で、市長部局の管外出張は401件1,941万円となっており、それに伴う成果を提案する制度はないということでしたが、そこで成果が出ないのであればせめて宿泊費を実費支給にしてムダを省くべきだと問うつもりだったのですが、所信を答えようともしない市長に腹を立てていたこともあって、ついつい先日の視察で差額を受け取っていることにふれてしまったので、市長から「それを返せばいい」と不規則発言される始末で、周りの議員からも何を言い出すんだという反応で騒然とさせてしまい、それは控え室に戻ってからも尾を引いていました。
ただ、青森市・八戸市ではすでに実費支給に切り替えていますし、国などではさらに厳しいチェックをして支出を抑えようとしているのですから、財政難を鑑みて政務調査費を廃止した弘前市議会においては、市全体での支出カットに確実につながるこの問題は先に進めていけるはずだと信じていますし、そのための調査や活動を12月に向けて徹底的にやっていこうと思っています。

それにしても、議場の品位を汚してはなるまいと思って我慢しましたが、一言申し上げたい。
「私に返せと言うなら、市長あなたも返しなさい!」

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質疑:特色ある教育実現に向けて

このテーマの通告としては、小中学校におけるモデル事業受託の状況、市独自のプログラム、さらには郷土の文化や伝統芸能への取り組みとしていましたが、これらのことを通じて先日視察をしてきた南国市香美市のように、教育長が先頭に立って特色ある教育行政を展開してほしいという思いをぶつけたいと思っていました。

やりとりの中でモデル事業の数や市独自のプログラムについて列挙していましたが、これはと思えるような取り組みがあったようには聞こえませんでしたし、今年力を入れているはずの陸羯南についても、ポスターやパンフレットを配布しただけに終わったというので、どうも特色ある教育とは感じられませんでした。
その点を改めて質問したのですが、年度ごとに教育基本方針を定めて取り組んでいるのが市としての独自性だというのでは、あまりに通り一遍ですし、陸羯南を授業に取り入れて継続して取り上げていくのは検討していくと言われても、心に響きませんでした。

石岡教育長は、いろいろな機会にお会いすることも多いばかりでなく、高校の大先輩であるだけに親しみを感じていますが、まさに紳士そのものの人となりが独自性やリーダーシップを発揮するのには邪魔をしていると、残念に思っています。
ぜひとも陸羯南の名言「名山名士を出す」が掲額された学び舎の卒業生として、「天下の賢」たる気概を持って臨んでほしいと注文しておきます。

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質疑:保育料の軽減をめざして

このテーマは、前回の一般質問に対するコメントで保育料負担で苦しんでいる方がいるのを知ったこと、厚生常任委員会の視察で今治市が今年度から第3子の保育料を無料化したのを聞いたことに加え、地元紙が県内市町村の中で弘前市が昨年度の保育料滞納額が一番大きくなっていると報じていたこともあり、詳しい状況を報告してもらった上で、弘前市においても第3子以降の保育料を無料化することを提言しようとしたものでした。

質問は、滞納の状況・第3子の保育状況・旧3市の保育料階層について問うところから切り出したのですが、昨年度の滞納は369世帯で4,648万円となっており、全体の9.1%にあたることが改めて報告されました。
また第3子以降の子どもは、4,853人のうち707人で14.6%が該当しているそうで、1/3もしくは2/3の軽減をしているとのことでした。
さらに保育料の階層設定については、旧3市の中では一番低く、国の基準から比べると63%にしかならないので、市民に重い負担を求めているのではないと説明されました。
その設定や、今治市の場合は第3子が58人しかいないという兄弟構成の違いも大きいのを勘案すると難しいとは思いつつ、第3子以降の無料化、少なくとも第3子であれば上に保育を受けている子の有無にかかわらず1/10軽減にすべきだと迫りましたが、体よく検討すると逃げられました。

もう少し突っ込みようがあったのではないかと少々反省をしていますが、翌日の陸奥新報には滞納対策のことばかりが載せられており、これでは滞納=悪と決めつけたような姿勢に受け取られかねませんので、報道の怖さを感じています。
実際に滞納となっている階層を見ると、住民税のみ課税や所得税課税の低い方に集まっていますから、払いたくないというより思いがけず負担が重くなったことが原因だと思いますので、もう一度負担を軽減する手だてを考えてみたいと思います。

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暴発どまりの一般質問

今回の一般質問は、保育料・特色ある教育・旅費規程、そして前回の反省をふまえて、医療に関しては市長自身に答弁してもらおうと、所信を問うとして4項目を通告し、先日の市立病院運営審議会での「リーダーシップを取る気はない」発言を取り上げたのですが、それですら自ら答弁に立たなかったので、救急医療や自治体病院再編について、本当に陣頭に立って取り組んでいこうという気持ちがないのがハッキリしました。

それ以外のやりとりができた3項目については別立てで紹介しますが、次の番であった今泉議員との連続質問でもっと大きく取り上げてもらえるかと思った旅費規程の件が、安倍総理退陣という思ってもみないニュースでかき消されてしまい、炸裂どころか暴発したくらいで終わったのは、返す返すも残念です。

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2007年9月 8日 (土)

市民フォーラム開催のお知らせ

先日、新聞記事を見て驚くとともに、市民側からのアクションがおきたことを喜んでいたのですが、「津軽の救急医療を考える市民フォーラム」で2回目のフォーラムを開催することがBlogで発表されています。
私も今回は参加しようと思っていますが、会場設営の関係上メールかFAXで申し込みが必要ですので、上記リンクをご覧ください。

私たち議員の側も、そろそろ再始動の準備に取りかかったところです。

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2007年9月 6日 (木)

一般質問のギモンに勝手に答える

先にお知らせしたとおり、今回の一般質問は17名ですが、その要旨は事前に通告をしておりまして、すでに弘前市のホームページ上で公開されています。
ある市民の方のBlogで取り上げられていまして、うれしい限りですが、いくつか質問や要望が出されていましたので、無粋なコメントを書きこむのではなく、こちらでお答えしようと思います。

○質問者はどう決まる?
一般質問するかしないかは、議員の意志にゆだねられていますが、一般質問に充てる日数を3日としているので、大人数の会派では内部で人数を調整している場合もあります。
なお、議長・副議長は交替で議事にあたるため、一般質問をしない慣例になっています。

○会議録のデジタル化
会議録はテープを業者に渡して作成していますので、これをデジタル化するには予算がからんでくると思いますし、何せ6月のものでも148pに及ぶ膨大なものですので、ダウンロードするにも大変でしょう。
ただ、これまでそういう要望をされたことがないと思いますので、一度事務局にも伝えてみたいと思います。

○会議の動画配信
これは私も立候補したときの約束に掲げていますが、広報ですら一歩前進二歩後退するような状況ですので、財政的な制約もあり非常に難しい課題です。
許可さえあればYouTubeのようなサービスでも十分なのですが、現在のまとめて質問まとめて答弁という形式では10分の中には収まらないので、進行の方法から見直さなければなりません。
ただ、やりとりの臨場感は画像でなくても音声だけでも伝わりますので、PodCastingという手はありますね。

○ちぐはぐなやりとり
これは質問後に反省している場合もありますし、会議録をひっくり返してみると思った通りのやりとりになっていなかったのに気づく場合もありますが、よくあることです。
それをなくすためにも、一問一答式のやりとりにすべきだと思っていますが、旧例に阻まれて実現できずにいます。

こういうさまざまな課題を明らかにし、市民に見える議会にするための話し合いの場、すなわち議会改革特別委員会を設置する働きかけをしていこうと思っています。

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2007年9月 4日 (火)

9月定例会開会

9月の定例会が開会となりました。
9月は決算認定がメインとなりますが、17名の一般質問が11〜13日にありますので、ぜひ足を運んでください。

ちなみに私は、くじで11番目となりましたので、12日(水)15:00前後に登壇の予定です。
今回の質問内容は、

1.救急医療・自治体病院再編に関する市長の所信について
2.保育への支援について
 ア.保育料滞納者の状況について
 イ.第3子以降の保育状況について
 ウ.保育料階層の設定について
3.特色ある義務教育について
 ア.義務教育におけるモデル事業受託の状況について
 イ.単独で取り組んでいる特色あるプログラムについて
 ウ.郷土の文化や伝統芸能の教育について
4.実効ある出張視察について
 ア.昨年度の出張視察の状況について
 イ.出張視察による成果について
 ウ.出張視察の費用対効果について
の4点にわたって論戦を挑むつもりです。

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2007年9月 1日 (土)

高知から学ぶもの

視察の最終日というのは、帰路について終わりというのが通例ですが、飛行機が午後の便になるので午前中のうちに高知市文化プラザ「カルポート」を見学しました。
総工費190億円で地上11階の建物に地下3階までの駐車場を備え、大ホールや会議室・ギャラリー、さらには市出身の漫画家・横山隆一記念まんが館まで入っています。
稼働率はずいぶん高いようですし、ワセダ出身者にはなじみぶかい「フクちゃん」の横山先生の貴重な資料が集められているのもうれしい限りでしたが、これだけの施設を維持していくのは、厳しい財政状況では大変なことだろうと思いました。

それでも、まんが館にはまんがに関する図書や高知在住のまんが集団のコーナーがあり、まんがを通じて地元文化を大切にしようという意志が感じられました。
それだけでなく、坂本龍馬や高知城、よさこいといった目に見えるものや、飲食の場などでそこはかとなく伝わるものを含めて、高知は文化のある土地だと感じました。
同じ城下町であり、陸羯南で文化のあるところを示そうとしている弘前市にとって、学ぶべきところの多い視察ができたと思っています。

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