2008年7月17日 (木)

マニフェストのはずが、作戦会議に

「政策ラウンジ」の定例会では、年に一度は話す側に回る機会をいただいているのですが、今回は「マニフェスト・せんたく・弘前市」というタイトルでプレゼンをしました。

タイトルのとおり、ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟の活動、なかんずく今秋のマニフェスト・スクール青森に向けての準備状況、また北川正恭先生が主導しLM議連でもかかわっている「せんたく」の情報提供、そして昨年の報告以降の弘前市議会の状況を話しました。
本来は、マニフェストや「せんたく」にからめて政策的な議論をするためのたたき台になるはずだったのですが、どうしても参加者にとって身近で生々しいテーマである弘前市議会のことに議論が集中し、さながら市政改革の作戦会議と化してしまいました。
その中身についてはお知らせできませんが、私と「4人組」と呼ばれる仲間が議会内で奮闘するのだけでは変えられない部分を補完するアクションのヒントをつかみましたので、9月に向けて動いていこうと思います。

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2008年7月16日 (水)

リンゴ被害対策の臨時会

すでに地元紙で報道されたとおりのリンゴの霜・ひょうによる被害に対する支援対策を盛り込んだ補正予算審議のために、臨時会が開かれました。

何人かの議員から、詳しい対策や対象となる範囲、さらには利子補給を決めたとしても貸し渋りや経営状態から貸し付け対象外となる可能性のある農家への支援をどうするかといった質問が続きました。
私も、直接の支援以外の税・保険料などの減免はどのくらいになるのか、この支援によって財政調整基金はどうなるのかを質問しましたが、基金残高は11.9億円まで下がる見込みだということ、減免に関しては来年1月に過去5年間の所得のうち高いものと低いものを除いた3年分の平均と比較して決まるので金額は示せないということでした。
もう一つ、被害園地視察の際に聞いた、単年度だけではない支援や農家経営を続けていけるような継続的な対策をしてほしいという切実な訴えが耳に残っていましたので、今後の向けての対策を話し合っているのかと問うたのですが、答弁の前にこの予算外ということで議長から質問を省かれてしまいました。

開会前後の控え室でも、共済のことや対象外となる農家の支援に話が及びましたが、一番大事なのは持続可能な農業政策だと思いますので、少し離れた立場から農業について考えていくつもりです。

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2008年7月 6日 (日)

地方政府の先頭に立つ議員の役割を認識

前日というより未明の余韻さめぬままに、母校・早稲田大学でのマニフェスト大賞拡大実行委委員会およびLM地議連総会を午前中に終え、午後からはマニフェスト研修所主催という形での研修会となりました。

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現職である増田寛也総務大臣、マニフェストの先導者であり「せんたく」の渦の中心でもある北川正恭マニフェスト研究所所長の講演、さらには広瀬克哉法政大教授の問題提起とコーディネートによって、4人のパネリストからの議会改革とりわけ議会基本条例制定についての討論が行われました。
それぞれの先進的な取り組みから学ぶものも大きかったのですが、地方分権推進会議第1次答申の中で「地方政府」という単語が公式文書に取り上げられたことの意義を知ることができました。

中でも北川先生は、これまでの自治行政権に加えて、実態の是非はともかく税源移譲による自治財政権、さらに条例制定による自治立法権が整えば、地方政府が完全な自治体となるので、立法にかかわる二元代表の地方議員こそ地方政府樹立の先頭に立つ立場であると、私たちに檄を飛ばされていました。
それだけ議員であることの意義が問われる時代に入ったこと、その流れに弘前市がおいていかれないように取り組んでいく覚悟を決めて、これからもがんばろうという思いを強くしたところです。

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2008年7月 5日 (土)

マニフェスト合宿で、思いを共有

翌日のローカル・マニフェスト推進地方議員連盟(LM地議連)総会を前に、運営委員会と委員の結束を高めるための合宿が企画されましたので、一日早く上京しました。

まず運営委員会ということで、メンバーの一人である品田ひでこ区議の尽力で、文京シビックセンター23Fにある区議会会議室での会議となりました。

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遠くにサンシャインシティも見渡せる眺望の中、翌日の総会に向けて最後の調整をし、その後近況報告をしまして、合宿に向けてのアイスブレイクができました。

その後、本郷にある旅館「つたや」に場所を移して、LM地議連や地方議会の課題と今後の展開を90分のワークショップを2回で話し合う予定だったのですが、それぞれ大幅に盛り上がってしまい、第3弾となる懇親会に移ったのは22:30を回っていました。

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運営委員として会の歴史を築いてきた立場であるだけに課題について思うところも強く、それだけに激論となる場面もありましたが、ワークショップの本義である質より量で思いがけない発想という意見も随所に飛び出して、今後の展開に新しい可能性を見いだすことができたと思います。
こういう思いを共有する機会があってこそ会を作っている意義がありますので、地方ごとのブロックでの活動にも取り入れていきたいと思いますし、何より議会における会派こそ、こういう形にしていかなければならないと思いました。

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2008年7月 2日 (水)

議員である前に、言論人として質問

第1回目となる「ヒロダイいきいき元気塾」という公開講座が開催され、『誰が日本の医療を殺すのか』の著書や精力的な講演活動などで知られる本田宏医師の講演があり、少々遅れて参加しました。

講演の内容は、最近問題となっている医療崩壊について、厚生労働省のデータを鵜呑みにしてはいけない、世界的に見れば日本の医療の質は最低である、OECDの平均医師数に追いつくには今のペースでは40年かかってしまう、世界では60歳を過ぎればリタイアするのが普通であるのに日本では60歳以上の医師が4万人含まれているといった、あまり知られていない厳しい事実を、それをオブラートに包むつもりかブラックに聞かせるためか、過剰なまでのジョークをちりばめて語ってくださいました。
私としても、公共事業や防衛よりも社会保障が大事だという国家観や、医師不足の中で地域医療が崩壊の危機にあるのは理解共感できることだけに、黙って聞いておこうと思ったのですが、正しい情報がなければ正しい判断ができないという本田先生のお言葉に甘えて、一人あたりの医療費が最低で世界最長寿を実現しているのはなぜか、介護は計画で統制を受けているのに、医師には勤務医から開業する自由が認められているのはおかしいという質問を、市議という身分を明かしてぶつけました。
それに対し、医療スタッフが他国の倍も仕事をして最長寿を実現したのは過剰適応だった、今では開業しても立ちゆかなくなっていて医師は進むも地獄戻るも地獄だと答えてくださいましたが、しからば最長寿ということ自体を守っていかなければならないのか、医師は地獄であっても選ぶ権利があるのに介護にはないといった反論や、米国との病床数比較の際にナーシングホームも加えるのであれば、日本でも特養・老健を合算しないとおかしいといった、ある部分での数字のトリックまでやりとりする時間がなかったのが残念です。

このあたりは、本田先生とやりとりできれば止揚するポイントが見つかることだと思いますが、聴衆の中にはせっかくのいい話に水を差すとは何ごとかと思われた方もあったでしょうし、あの議員は物わかりが悪いのではないかと受けとめた方もあったろうと思います。
本田先生は、キング牧師の「世界最大の悲劇は、善意の人の沈黙と無関心だ」という言葉を引いて講演を終えましたが、圧倒的な情報量と話術の前に洗脳状態になって自分で考えずに信じこんでしまうのではいけないという思いで挙手してしまったのは議員としてはマイナスに働いても、言葉を戦わせる立場としては引いてはいけない場面だと思っています。
おいおいふれる機会もあると思いますが、社会全体が温暖化防止に染まれば染まるほどその危うさを感じてしまいますし、何ごとも自分で調べ考え、思ったことは忌憚なく発言する姿勢を貫いていこうと思っています。

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2008年6月27日 (金)

マニフェストを語らい、三沢を学ぶ

「マニフェスト・スクール青森」の第2回実行委員会を、三沢市で開催しました。

最初に実行委員会としての話し合いをし、開催日時・場所、さらには講師陣と大まかな流れまで決まりましたので、案内ができしだい近日中に正式に発表できる見込みとなりました。
その中でも、マニフェストや議会での動きなどを語り合いましたが、続いての研修会でLM議連共同代表である佐藤丈晴・酒田市議に、自身のマニフェストを条例化するまでの経緯や会派をローカル・パーティー化しての活動などを話していただき、マニフェストやヨコのつながりを武器に酒田の政治風土に地殻変動を起こしているのを詳しく知ることができました。

続いて、県内2番目、全国でも18番目に中心市街地活性化計画の認可を受けている三沢市の立崎推進室長から概要の説明をしていただき、会場からすぐそばで工事が進められている「あめりか村」の現地を見学しました。
場所としては、以前から見知っているアーケードのある商店街の先の米軍基地のゲートの周辺で、軍人用のバーが並んでいたのだそうですが、区画整理し統一感のある店舗が並びはじめていて、活性化というより新しい街づくりをしているようでした。
その後、3月の選挙直前まで航空自衛隊に在籍されていた瀬崎市議の尽力によって、三沢基地の見学をすることができました。
若林基地指令への表敬にはじまり、組織・施設のブリーフィングを受け、最新のF2支援戦闘機を詳しく見て、13kmに及ぶ外周道路をグルッと回るという、滅多にできない見聞をすることができました。
二つの見学で今まで知らない三沢を学ぶことができましたが、これは三沢に場所をセッティングし、そこで最大限の配慮をしてくださった太田さんはじめ三沢市議団の団結の力によるものですので、感謝にたえません。

ところで、このマニフェスト・スクールについて、またこの一年の議会活動について、再び「政策ラウンジ」で報告することになりました。
7/17(木)18:00ですので、関心をお持ちの方は私にご一報いただければと思います。

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2008年6月26日 (木)

陳謝で、ささやかな抵抗

議案審議より懲罰・問責ばかりが目立ってしまった感のある、6月定例会が閉会となりました。

予告したとおり、本日の冒頭私は陳謝をしましたので、その内容をお知らせします。
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私【三上 直樹】は、今定例会において、(弘前市議会会議規則第145条および弘前市議会委員会条例第11条の規定に違反し、)議長ならびに委員長の許可なしに、電子機器を議場および委員会会議室に持ち込み、使用したことにより、議会の秩序を乱し、皆様に大変ご迷惑をおかけいたしました。
この場を仮して陳謝させていただきます【とともに、理事者ならびに議員諸侯、そして市民の皆様のご指導をたまわりますよう、お願い申し上げます。】
大変申し訳ありませんでした。
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事務局で用意してくれた陳謝文に、追加したのは【 】、削ったのは( )の部分ですので、皆様で斟酌していただきたいのですが、議会の規則および条例に違反しているかどうかは判断が分かれるところだと思っています。
今、ケータイの有害サイト規制の件で、「ホワイトリスト」と「ブラックリスト」ということが言われていますが、ホワイトは明記した以外のものは認めないという考え方、ブラックはダメなものを示していくというものです。ホワイトの考え方ならば、規定していないからダメということになりますが、ブラックの場合は示されていないならば大丈夫ということもできることになります。
それに沿えば、現行の規定はブラックリスト方式になっていて、帽子・外とう・えり巻・つえ・かさの類は着用・携帯してはならないことになっていますが、服装品のみを規制していて、それ以外は定めがないのが現実です。
そのため、会派代表者会議などで内規を定めることになるのですが、そこで結論が出されていないものですので、陳謝するのはあたらないと思っています。
ただし声明したとおり、議長および委員長の許可なくというのは揺るがしがたい事実ですので、それに関して粛々と陳謝したわけです。

こんなささやかな抵抗や、実効のないやりとりをするより、議員と理事者、議員と議員とが議論を戦わせる本来の姿に近づけていくことにこそ、力を注ぎたいと心から思っていますし、そういうことで指導をいただきたいと思って、最後に一言付け加えておきました。
そして、それができていないことこそ、市民の皆様に対して陳謝したいと思います。

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2008年6月25日 (水)

明日、私が陳謝します

本人より前に同志・斉藤爾議員が憤懣やるかたない思いで伝えている件ですが、明日の本会議で陳謝することになりました。
事由は、本会議および委員会において携行を認められていない物品を、議長および委員長の許可を得ず持ち込んだのは議会軽視であるということです。

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具体的には、写真のようなメモを取ったデータをデジタル化しテキスト変換できるというものなのですが、昨年9月の会派代表者会議で議場へのPC持ち込みを協議していただいたのが継続協議(=許可されていない)のままであるのに、自分の判断でPCや電子手帳=PDAではないものならばとたかをくくっていたのが、おとがめを受けたということです。
これに関しては、委員会で指摘された際にすぐに陳謝したとおり軽率のそしりをぬぐえないことですので、議場で陳謝することも粛々と受けとめておりますので、殊勝な姿を見に来ていただきたいと思っております。

ただ、PC・電子機器の持ち込みばかりでなく、議会全体のデジタル化は必須のことだと思っていますので、これからも機会を通じて壁を破る努力は続けていくつもりです。
さらには、こんな私でも議員として争うべきものは何かわきまえているつもりですので、「韓信の股くぐり」の故事を肝に銘じて、堂々と議員活動を続けていきたいと思います。

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2008年6月19日 (木)

一般質問:市民文化祭について

3点目として、市において一番騒然としている問題である、市民文化祭を取り上げました。

これも先に取り上げられた問題でしたので、その際の答弁や地元紙で報じられている部分ではなく、3月に予算が通る前の2/21に市と社会教育協議会との間で説明の場があり、その場では何ごともなく4月に入ってから実行委員会方式を持ち出すのはおかしい、一部団体からの運営に参加団体の意見を取り入れてほしいという要望を受けての実行委方式だというのであれば、社教協総会や参加団体会議・説明会といった場での意見交換がその機会になっているのであるからこだわる必要はないのではないか、実行委方式を推す側の方からも「何より市民文化祭が従来どおり行われることが大事だ」という声があることを指摘し、経緯はどうあれ実行委方式にはこだわらず市民文化祭がこれまでどおり行われることと実行委方式のためには中止も辞さずの姿勢、どちらを取るのかと究極の問いを教育長に突きつけました。
それに対し、石岡教育長から「市民文化祭は中止しない」という力強い答弁が返ってきましたのでホッとしたのですが、その後に「そのためにも実行委員会方式で」と付け加えられたこと、私の後の松橋武史議員の質問に対し、社教協からの回答期限を25日とし、開催から外れる場合は教育委員会で実施するという答弁もありましたので、これまでどおりの形となるかは不透明なままです。

今回、文化芸術に関する問題をはじめて取り上げましたが、踏み込んで調べたり聞き取りをしてみると、どちらの側にも理も非もあり、何よりも見える形での改革が必要だと思いましたので、この問題がその糸口となれば、もっけの幸いだと感じています。

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一般質問:小中の耐震と再編について

二つ目の質問は、小中学校の耐震補修と改築についてでした。
5月の四川大地震で一番被害を受けたのは小中学校であり、今月に入ってからの岩手・宮城内陸地震でも200校を超える学校で被災したというタイムリーな話題であり、昨年来そして今回も何人もの議員が取り上げてきた課題でもあります。

冒頭、すでに終了している優先度調査ではなく、耐震診断には具体的にどのくらいの費用がかかるのかと質問したところ、すでに終えているのは3校であって、1校あたり平均500万円だということで、診断が必要とされるのが33校ということですから、1億5000万円を超える費用が補修ではなく診断だけでかかることになってしまいます。
また、ちょうど直前に小学校学区再編へ協議会設立という報道があったばかりでしたので、補修をしてからすぐに統合などというムダが生じないよう作業を並行させながら、高岡市のように何年度まで改修を終えるという計画を立てるべきだと提言したところ、学区再編は取り組みはじめるところで白紙の状態であるが、耐震については年度を区切っての計画を持って臨みたいと前向きな答弁をいただき、地元紙での見出しにも取り上げられました。

度重なる基準の厳格化でハードルが上げられているのでクリアするのが困難な問題であるのは確かですが、未来を支える子どもたちの安全こそ最優先されるべきだと思いますので、これから定点観測していく必要を感じています。

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